欧州美味いもの巡り

欧州美味いもの巡り

欧州、主にイタリア、スペインの美味しいレストランの記録。Nikon Z6片手に旅行しています。

アンマン・ペトラ・死海レンタカーの旅② ペトラ遺跡を歩く

クナーファでお腹いっぱいになった後、アンマンを後にし一路ペトラへ。

アンマンからペトラへは約3時間。道中はほぼ一本道だし、Google Mapが正確に動くので全く問題なし。しかしヨルダンの何もない荒野のようなところまでカバーしているGoogle Mapは本当に神。道に迷う心配は全くなかった。

 

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ペトラまでは高速道路をずっと行くのだが、この高速道路が結構でこぼこしていて、スピードを出しすぎるとガタンときて危ない。パンクしないかひやひやものでした。

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何もない荒野をひたすら走り、夕方にペトラ遺跡周辺のホテル街に到着。

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今回泊まったのは、ペトラ遺跡入り口から徒歩2分ほどのPetra Moon Hotel

https://www.booking.com/hotel/jo/petra-moon.ja.html

ここはとにかく遺跡からアクセスがよく、部屋も広くて綺麗、店員さんも親切でとても満足でした。

なお周辺には様々なホテルがありますが、とおにかくペトラ遺跡まで徒歩圏内のホテルがお勧めです。なぜなら朝早くに観光できるから(開門は6時)。観光客が少なく、暑くなりすぎない早朝に観光を始めるのが正攻法です。

 

Petra Moon Hotelに到着後は屋上にてディナー。タブーレ(パセリサラダ)やフムス(ひよこ豆のペースト)などのスモールプレートと、ケバブなどを食す。どれも出来立てでとても美味しかった(量も半端ない)。店員さんも親切。

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屋上からはペトラ遺跡入り口が望める。

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翌朝、6時に起きて朝食を済ませ、いよいよペトラ遺跡へ!

 

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遺跡入り口

まずはこのビジターセンターでチケットを買い中へ。チケットは1dayで50JD(約7,600円)。強気な価格設定だが今振り返ると価格に見合う価値あり!

さて、ペトラといえばAl Khazneh(エル・カズネ)。ペトラの写真で一番よく使われる、巨大な宝物殿。とにかくこれを見なくちゃ始まらねーということで出発。

Al Khaznehまでは、チケットセンターから徒歩で2,30分くらい。途中色々とみるスポットがあるので、歩いていくのも全然苦ではない。それでも歩くのが面倒であれば馬車でいくことも可能。

 

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途中遺跡もありテンションがあがる

 しばらく歩くと、巨大な岩の通路が出現。切り立った岩々は、言葉を失うほど雄大で、Al Khaznehにつく前から感動しっぱなし。ぶっちゃけ、個人的にはEl Khaznehよりこの巨大な岩の通路のほうが見ごたえがあった。

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岩の通路を抜けると、いよいよAl Khaznehとご対面。早朝で人も少なく、写真も撮り放題。こんな素晴らしい建物がいまから2000年以上前に建てられたと思うと胸が熱くなります。

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写真を撮っていると、客引きの男たちが「上から写真を撮らないか?XXドルでつれてってあげるよ」といって話しかけてくる。事前に調べたところハイキングコースを自力で登れば崖の上にたどり着けるらしい。客引きの男たちに自力でいけるんじゃないの?と聞いたところ、自力でいこうとすると結構歩かねばならず、男たちにお金を払えばショートカットで別の崖上スポットに案内してくれるらしい。今回はケチって自力でいくことに。

一時間以上歩いてようやく辿り着いた景色がこちら。なかなかの絶景でした。

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このスポットは、エルカズネから15分ほど歩いたシアターを通り過ぎた後、Al-Khubtha Trailを上がっていくと着きます。途中に王家の墓があります。

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崖の上の撮影スポットまでの行き方

 途中、このような看板が立っているのでわかりやすいです。

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看板に従い、Al-Khubtha Trailを歩く

このトレイルはそれなりに高低差があり、普段運動していない身としては非常に辛かった・・・早朝であまり暑くなかったからよかったものの、夏場の日中とかだと絶対に無理だっただろうと思います。

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途中ロバがいました

上まで登りきると、いったん開けたところに出ます。

Panoramatic View of Treasuryはまっすぐいけとあるのですが、結構わかりにくくあっちこっち歩いた結果ようやく見つけました。

案内板に向かって左の坂を下りていくと、サインがありました。

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道が見つかって一安心。我々と同じくらいのタイミングできた欧米人カップルは、しばらくうろうろしたあと諦めて下山していました。ここまで頑張って登ったら、諦めないでサインを探してみてください。

その後も地味なサインを見つけつつ歩くこと15分・・・ようやく辿り着きました。

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写真を取り損ねましたが、崖っぷちスポットはベドウィンの小屋になっていて、入るのに一人1JDだか2JDだかの飲み物の購入を強制されます。一人200円くらいの話なのだが、お金を取られるのが嫌で引き返している欧米人カップルがいてびっくり。せっかくここまで歩いてきたのにそんな金額で引き返すとは・・・

小屋には何匹か飼い猫がいた。気持ちよさそう。

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ちなみに小屋の外にも同じような崖っぷちがあるのだが、そこはベドウィンが抜け目なく有刺鉄線を張り巡らし、進入できないようになっていた。なかなかけち臭い。

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入れないようにブロックされている

有刺鉄線から下のほうを見てみると、なんとさきほど引き返したはずのカップルが!有刺鉄線をくぐりぬけたのでしょう。さすがです。

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帰り道はずっと子犬がついてきて可愛かった。

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崖っぷちまでのハイクでへとへとになり、また時間も迫っていたのでここでホテルに戻ることに。El Khaznehからは時間節約のため馬車を利用。確か20JDだった。値段交渉をするも、政府の規制で20JDに決まっていると言い張り値下げ交渉失敗。なお、50JD渡したらおつりを10JDごまかそうとしたので注意。ジョッキーへのチップだとかなんとか言ってくるが10JDも渡す必要は全くないのできっちり取り返しましょう。

正味半日にしかいませんでしたが、十分に堪能しました。もう少し時間があれば奥のほうの遺跡まで回れたのだが残念。もう一日必要かと聞かれれば、まあ同じような風景が続くと考えると、一日で十分かも。

アンマン・ペトラ・死海レンタカーの旅① 世界一うまいスイーツ【クナーファ】

2019年5月に、ヨルダンのペトラ遺跡死海をレンタカーで巡ってきました。レンタカーでの旅をまとめた記事はあまり多くないので、グルメ以外の点も含めてまとめてみたいと思います。

朝10時頃クイーンアリア空港。モダンな空港で入国もスムーズ。Arrivalビザのカウンターがあるが、日本人は入国審査カウンターに直行でOK。外務省には本当に頭が下がります。

ゲートを出るとすぐにSIMカード売り場があるのでデータパックを調達。次いですぐ隣にあるレンタカー会社のカウンターへ。レンタカーは事前にweb予約しておいた。

今回、ペトラまではさぞ悪路だろうと予想していたので、念のため4WDを予約。シボレー Traxを選択したが、ブレーキの効きがめちゃくちゃ悪くて怖かった。しかし、さすがペトラは観光地なだけあり、4WDが必要になるような道なき道をいくことはなかった。ただし、とにかく道がデコボコでいつパンクするかひやひやものだったので、スペアのタイヤはマスト。パンクしたときに自力でタイヤ交換できるように、ジャッキ等の装備も確認しておいたほうが良いでしょう。

今回は1日目:空港→アンマンで昼食→夜までにペトラ遺跡周辺ホテル着、2日目:半日ペトラ遺跡見学→午後に死海周辺リゾートに移動、3日目:帰国、という強行スケジュール。空港を出て早速アンマン市内に向かった。 

まずアンマン市内に向かうまでがしんどかった・・・とにかく交通マナーも何もないカオス。パリ名物のアグレッシブなドライバーに鍛えられたと思っていたが、まさかわざわざ二車線の真ん中を走る輩に遭遇するとは思わなかった。車線変更のウィンカーなど当然出さない。スピードはそれほどではないものの、前後の車が予測不可能な動きをするのがとてもストレスだった。

まずランチのために向かったのは、アンマン中心部のJabri Restaurant

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g293986-d1852754-Reviews-Jabri_Restaurant-Amman_Amman_Governorate.html

 

ここはヨルダン名物マンサフ(ラム肉の発酵ヨーグルト煮込み)のお店。ヨルダン人の友人が勧めてくれた超ローカルなお店。アラビア語の看板しかないので、ここで合っているのかは中の人に確認。

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見た目はお菓子屋さん

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中は綺麗。ほとんどお菓子屋さんスペース

はじのほうのスペースにありましたマンサフ。

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マンサフセット

とんでもない量のサフランライス。二人で一人前で十分だった。

肝心のお味はというと、可もなく不可もなくという印象。温かいスープは、ヨーグルトとチーズの中間くらいのお味。酸っぱいなかにコクがある。チーズ好きな人だとより美味しいと感じるかも知れない。日本円で一人700円くらいだった気がする。

TripAdvisorによれば、アンマンでは有名なお店だそう。マンサフ以外にも色々なヨルダン料理が楽しめるようなので(恐らく夜のみ)、アンマンにきたら訪問する価値あり!美味しいバクラバ(アラビアのスイーツ)のお土産も手に入ります。

実はヨルダン人の友人からは、このJabri Restaurantのほかに「絶対いけ」と言われていたお店がもう一件あった。これがKunafaと呼ばれる中東の名物スイーツのお店で、お腹もいっぱいだし行くか迷ったものの、Jabriから近いし、まあ一生に一度の機会なので行ってみようということなった。結果的には行って大正解だった。

訪れたのはHabibah Sweets

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g293986-d2084697-Reviews-Habibah_Sweets-Amman_Amman_Governorate.html

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意外と大きな建物

中に入ると、バクラバがいっぱい売っている。お土産には最高。

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奥のほうにすすむとありましたお目当てのKunafa (Kanafe)。

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大きなフライパンに乗っている

大きなフライパンにのせられたKunafaを発見。どうやら2,3種類あるようだった。カウンターの前で注文しようとすると、なんと店員さんが紙皿によそって「Try this」といって寄こしてくれた。けど試食の割には結構な大きさのだったたので、レジにいって払おうとすると、試食だからお金はいらないとのこと。

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この分量で試食

このKunafa、衝撃的なほど美味しかった。アツアツのチーズの上に、カリカリで甘いはちみつ。しょっぱさと甘さのコンビネーションが超クセになる。はっきりいって世界で一番美味しいスイーツかも知れない・・・。しかしマンサフを大量に食べたあとだったので、試食だけでお腹いっぱいに。試食だけして去る我々に対して嫌な顔一つしなかった店員さんは優しかった。

ちなみに、TripAdvisorにも、このモンスタースイーツに取りつかれてしまったクナファー(いま勝手に作ったKunafaを愛する人の通称)のコメントがたくさんあります。

 

"アンマンを離れてからもカナーフェが
やっぱり食べたくて食べたくて。。。
今のところ、世界一のスイーツだと勝手に認定しています。
日本にも出店してくれないかな…
もしくはここで修行したい!!ってくらい好き!"

 

"何気なく食べてみたハビバのカナーフェ
テイクアウトして食べてて
マジでうまくて
1人で日本語でうめえうめえって
驚いているもんだから、通りすがるヨルダンの方々がサムズアップして笑ってました。
滞在中は1日2回食べてました。
長く旅してますが、ベストフードのひとつだと思います。"

 

特に二つめのレビューは何言ってんだって感じだと思いますが、食べた私には彼の気持ちが分かります。

なお、二階はカフェスペースになっており、一階に売っているスイーツは勿論、飲み物もオーダーできる。

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二階は広々として綺麗なカフェスペース

 アンマン市内までいく機会はなかなかないかも知れませんが、ペトラにいくのであれば、アンマンに立ち寄り是非このHabibah Sweetsにも足を運ぶべきです。

パレルモの絶品ジェラート屋さん

美食の街、パレルモの中心部で出会った最高のジェラート屋さんを一件、ご紹介したい。

 

Brioscia

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d3891561-Reviews-Brioscia-Palermo_Province_of_Palermo_Sicily.html

 

昼夜問わず大人気のお店。Briosciaの名前の通り、アイスクリームをブリオッシュ(パン)にはさんでサンドイッチのようにして食べるスタイルが人気。勿論普通のコーンやカップで食べることも可能。

お勧めは断然ブリオッシュ!超巨大な見た目に驚くが、以外とペロッといけてしまう。ふわふわのブリオッシュと甘さ控えめのジェラートの相性は抜群。見た目以上に美味しい。ちなみにジェラートはフルーツ系がお勧め。素材の味を残したナチュラルなテイストで非常に美味しかった。是非いつか、日本支店ができることを期待したい。

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夜でもこの混雑っぷり

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店内もこの混雑。レジとアイスの注文コーナーが分かれているため効率的

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種類豊富。お勧めはフルーツ系

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巨大ジェラート

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チョココーティングをリクエスト可。中までチョコたっぷり

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これで2.5ユーロは犯罪的

 

 

 

 

サン・セバスチャンのおすすめレストラン

美食の街といえばスペインはサン・セバスチャン。気合を入れて7月の終わりに3日間滞在し、昼夜問わずバル巡りを満喫してきた。

色とりどりのピンチョスを並べるバルを覗きながら食べ歩くのは楽しかった。が、思っていたよりも観光地化が激しくて、お店は当たり外れがあった印象。

 

  • 総評
  • サンセバスチャン攻略法 
  • 各レストラン評価
    • 大御所 1:Borda Berri
    • 大御所 2:La Cuchara de San Telmo
    • 大御所 3: Grandarias
    • モダン系 1:Casa Urola
    • モダン系 2:Atari
    • モダン系 3:Bar Bergara
    • 一点突破系 1:Txepetxa
    • 一点突破系 2:Bar Nestor
    • 一点突破系 3:La Vina
    • 一見さんホイホイ 1:Munto
    • 一見さんホイホイ 2: Baztán Bar Restaurante

 

総評

個別のレビューに入る前に、全体感から。恐らくサン・セバスチャンのバルは4つに分類できる。①トラディショナル系、②創作系、③一点突破系、④その他特徴のないバル。だいたい人気があって混みあっているのは①

 

いったお店を勝手に分類すると、

①大御所:Borda Berri、La Cuchara de San Telmo、Grandarias

サン・セバスチャンといえば、というくらい有名なお店たち。どれもまあ美味しいのだが、これと言って驚きはなかった。何より混みすぎていて、全然落ち着いて食事できない。注文取ってもらうのも一苦労だし、そのあとちゃんと注文を受け取るのにも気を使わなきゃいけない。皆テーブルが空くのを待っているので、食べ終わったらすぐ退散。全然落ち着かないため、味わって食べるのが難しい。

 

②モダン系:Urola、Atari、Bar Bergara

ちょっと変わり種を提供するお店。モダンスタイルなお味で美味しい。今回11件試した中でもUrolaとAtariが一番良かったと思う。そこまで混んでいないしゆっくり味わうことができる。

 

③一点突破系:Bar Nestor、Txepetxa、La Vina

看板メニューがあり、それを頼めば間違いなし

 

④一見さんホイホイMunto、Baztán Bar Restaurante

ところ狭しとピンチョスが並ぶお店は注意。正直カウンターに並ぶピンチョスは見た目ほど美味しくない。作ってから時間がたっていて冷たいし、パンもべちゃべちゃになっている。電子レンジで温めてくれるが、そもそもレンチンした食べ物が美味しいはずがない。

 

滞在中は、できれば①~③からバランスよくお店をチョイスしたい。

今回一番お勧めなのはUrola。ほぼ同列でAtariでした。大御所系は期待ほどではないという印象で、並んだり席取りしたりする手間を考えるとUrola、Atariのほうが断然お勧めです。

 

サンセバスチャン攻略法 

先に述べた通り、人気店は兎に角混んでいるので、美味しいバルに絞って優雅にはしごする、というのは結構難しい(行ったのが真夏のピークシーズンだったのはあるけど)。人気店を狙うなら、まず開店直後に行っていい席を確保。二件目以降も人気店を狙うなら、人込みかけ分けてオーダーを取ってもらう突破力が必要で、結構大変。昼、夜で一件ずつ狙っていく、というのが正しい攻略法な気がする。

ちなみに各店お休みの日がバラバラなので要注意。火曜日でも閉まっているところが多かった。

 

あと自分好みのバルを見つける方法として、トリップアドバイザーのレビュアーをフォローするというやり方がある。我々の場合は、最初に入ったMuntoに微妙な評価をつけていたHiyokokkoさん(大半の日本人が微妙な評価をつけていたが)、Urolaに高評価を与えていたTravelfreakさんをフォローし、このお二方がお勧めしているお店に足を運んでみた。やはり好みの合う方からの情報が一番参考になる。好みの合うレビュアーを見つけるという意味では、一回くらいしょうもないお店に行ってみるのも手かもしれない。

 

各レストラン評価

大御所 1:Borda Berri

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187457-d1519796-Reviews-Borda_Berri_aki_se_guisa-San_Sebastian_Donostia_Province_of_Guipuzcoa_Basque_Coun.html

 

San Sebastianで一番人気のバル。

名物の牛ほほ煮込み、ヤギのチーズのリゾット、マグロのグリル。

牛頬煮込みは柔らかく口の中でホロホロと崩れる。美味しいけど正直牛ほほ肉の美味しさには上限がある。友人から「絶対に試してみろ」と強く勧められたが、正直日本人にはなじみのある味な気がする。リゾットはどうやら米でなくパスタを使ったものらしい。ヤギのチーズ独特のお味だが臭くはない。コクがあって大変美味しい。マグロのグリルは上に乗っている味の濃い野菜(玉ねぎと何か)が微妙。柚子胡椒のような味。

どうしてももう一度食べたいみたいな感動はない。

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大御所 2:La Cuchara de San Telmo

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187457-d877927-Reviews-La_Cuchara_de_San_Telmo-San_Sebastian_Donostia_Province_of_Guipuzcoa_Basque_Countr.html

 

ステーキ、フォアグラ、タコのグリル。

どれも美味しいが極めてstraightforwardなお味。写真以上のサプライズはない。お値段も高め。

 

大御所 3: Grandarias

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187457-d2148045-Reviews-Gandarias_Jatetxea-San_Sebastian_Donostia_Province_of_Guipuzcoa_Basque_Country.html

 

ステーキ、フォアグラ、リゾット、ホタテ、ウニのピンチョス。ウニのピンチョス以外は別途オーダー。

ウニのピンチョスを見かけて大興奮でオーダーしたが、どこにでもある定番のピンチョスだと後から知った。

どれも美味しいけど、正直いって普通。

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パレルモのおすすめレストラン

ベネチア、ローマ、フィレンツェナポリカターニア、ミラノと回った中では、個人的に一番「美味しかった」都市。2019年5月に訪問し、その美食が忘れられず7月に再度同じレストランを訪問するくらい気に入った。街自体はそんなに観光地化していない分、ものんびりしていて過ごしやすい都市と感じた。とにかく美味しいレストランにありつくことだけを目的としている我々にとってはまさしく最高の都市であった。

 

 【Osteria Mercede

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d6739464-Reviews-Osteria_Mercede-Palermo_Province_of_Palermo_Sicily.html

食べ物:★★★★★

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★★☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★★

数十件回ったイタリアのレストランの中で、で最も美味しいと感じたレストラン。一回目の訪問で感動し、2か月後の訪問でもなお感動するお味。

二回ともWalk inでチャレンジも満席、その場で翌日の予約をして再訪問した。人気のお店なので予約は必須。予約担当のおじさんはあんまり愛想がなく、予約以上は英語で会話をしたがらない。ただし、英語でメニューを説明し、オーダーを取ってくれる別のおじさんがいるので安心。

 

一回目の訪問の時は、マグロ・アボカド・マンゴーのタルタル、看板メニューのムール貝トマトスープと、これまた看板メニューのウニのパスタを頂く。ちなみにサービスでお通しのようなものが出てくるのだが、この時はアンチョビのビネガー漬け。これもめちゃうま。デザートはシチリア名物のカノーリ。ナイフとフォークをくれと言ったら、「カノーリは手で食べるもんだと」お叱りを受けた。

 

 
 
 
 
お通し
 
 
 
タルタル。マンゴーがアクセントに
 
 
 
 
ムール貝トマトスープ煮。めちゃ量多い
 
 
 
 
ウニのパスタ(半人前)
 
 
 
伝統のカノーリ。見た目ほど重くないし甘さもちょうどいいくらい。衣はサクサク
 

二回目の訪問では、パスタを一人一品食べるべく、前菜は少なめにしカルパッチョのみ。パスタはウニのパスタ、シーフードパスタ。お通しは魚のつくね。

 

 
 
 
メニューは黒板に書かれている。メニューをプリントしないのは、旬な素材を提供することの証。
 
 
 
二回目訪問時のお通し
 
 
 
 
 
 
ウニのパスタ。変わらないうまさ
 
 
 
 
とにかく美味すぎるシーフードパスタ

シーフードパスタは下記写真の通り超濃厚なソース

 
 
 

濃いめの味付けと、何よりパスタのアルデンテ具合が抜群。とにかくいうことないくらい最高のパスタ。前菜も全く外れなし。

 

とにかく最高に美味しいレストランです。

 

L'angolo di Mondello - Trattoria da Franco

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g4563454-d14129373-Reviews-L_angolo_di_Mondello_Trattoria_da_Franco-Mondello_Palermo_Province_of_Palermo_S.htmll

食べ物:★★★★☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★★☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★☆

 

パレルモ中心地からは少し離れたモンデッロビーチにあるレストラン。

ポリテアマ劇場からはバスが出ている。タクシーでいくと固定料金で30ユーロ弱とられるので注意。

 

このお店も一回目の訪問で感動し、二度目のパレルモ旅行の時に再訪した。

初めての訪問の時に食べたロブスターパスタはあまりにも美味しく、その後しばらくその美味しさがフラッシュバックして辛かった。その時は間違いなく、人生最高のパスタ、と断言できた。

 

が、二回目の訪問ではちょっとバターの味が強すぎて、「ん?」って感じだった。美味しいのだけど・・・一回目よりも甘く、くどい味付けに代わっていた。若干ムラがあるのかのしれない。

 

前菜は何を食べても美味しい。二回の訪問でトライしたのは、シーフードサラダ、ウニのトースト、ムール貝のスープ。唯一ムール貝だけはスープが足りなくてちょっと物足りなかった。

 

妻のお気に入りはエビ、クラム、パン粉のBusiate (ブジアーテ)。シチリア名物の細長いマカロニみたいなパスタで、モチモチの食感がクセになる。

 
 
 
トーストのウニ乗せ。18ユーロはやや高い
 
 
 
 
シーフードサラダ
 
 
 
 
名物のロブスターフェトチーネ
 
 
 
モチモチのBusiate
 
 
 
  
 
 

食事のあとはモンデッロビーチの海岸をのんびり歩くと気持ちがいい。夜でも地元民や旅行客で賑わっていて楽しい。のんびりできる素敵なビーチリゾートです。

Trattoria da Peppe e Franco

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d13970521-Reviews-Trattoria_da_Peppe_e_Franco-Palermo_Province_of_Palermo_Sicily.html

 

食べ物:★★★★☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★☆

 

マッシモ劇場の裏に広がるレストランストリートに位置するお店。このあたりは道端にたくさんのレストランがテーブルを構えていて、レストラン探しが楽しい。

 

ここのお店の特徴はボリューム!パスタを二杯頼んだが、どう見ても一皿二人前。めちゃくちゃ美味しいのだが残念ながら食べきれなかった。

店員さんは親切で楽しいのだが、陽気すぎてすぐ通行人に話しかけたり客と話し込んだりしてなかなか捕まらないのが難。とはいえそういう雰囲気もとても楽しいので不満はなかった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Stuzzicherie di mare

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d5862392-Reviews-Stuzzicherie_di_mare-Palermo_Province_of_Palermo_Sicily.html

 

食べ物:★★★☆☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★☆☆

 

とにかくトリップアドバイザーの写真やレビューがやたら美味しそうで行ってみることにした。ただ観光客に冷たいというレビューが多くあり、若干行くのをためらったが、物は試しと行ってみた。結果としては、サービスは悪くない、が、味もそれほどでもない、という期待と真逆の結果であった。

 
 
 
 
シーフードフェットチーネ
 
 
 
ボンゴレビアンコ

全体的にはしょっぱかった記憶がある(特にボンゴレ)。割と中心地から離れていることもあり、わざわざ行くほどではないかなという印象。

 

I Sapori del Mare

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d1931228-Reviews-I_Sapori_del_Mare-Palermo_Province_of_Palermo_Sicily.html

 

食べ物:★★☆☆☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★☆☆☆

 

こちらもTripAdvisorでは(日本人も含め)大変高評価で、期待していたお店だったが、結果的にはちょっと残念だった。

 

とにかく麺が太い!太いが故に、麺がスープを大変よく吸っている感じがして、せっかくの魚介のエキスが堪能できない。太麺好きにはお勧めしたいが、美食の街パレルモ内での評価は低め。

 
 
 
ボンゴレ。麺が太い
 
 
 
シーフードパスタ。麺が太い
 

 

ナポリのおすすめレストラン

「美食の街」というフレーズに惹かれ、本当に食のためだけにパリから土曜の朝着、日曜の夜発という弾丸旅行に行ってきた。

 

事前にナポリ出身のクラスメートに美味しいお店を教えてもらい準備もばっちり。評判にたがわぬ美味しいイタリアンを堪能できた。

 

食う以外はほぼ何もしていないが、あまり観光するという雰囲気の街ではない。あまり考えずに中央駅の近くに泊まってしまったのだが、怪しい雰囲気がぷんぷん。イタリア人でもナポリに泊まるのは嫌がるほどの治安の悪さらしい。後から色んなブログを見ると、この中央駅付近は絶対に避けなければいけないエリアの模様。

 

一方で、スカッパナポリなどの観光地がそんなに危ない雰囲気かというと、そうでもない。観光客も多く、活気があって面白い。治安が悪いという理由でナポリに行かないのももったいない!

 

Sorbillo

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d1034513-Reviews-Sorbillo-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

食べ物:★★★★★

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★☆☆☆

価格帯:低

総合評価: ★★★★☆

 

件の友人からBest pizza in the worldと言われてきたお店。事前に調べたところ超人気店で人だかりということだったので、開店30分前に行ったところ既に行列。

 
 
 

ただし、開店前だとなんとなく秩序がある並び方をしていて、最後尾がどこかもわかる。

 

これが開店後だとこんな感じになっている。こうなるとどこが最後尾かもわからず、気の弱い日本人はもうどうしようもない・・・。絶対開店前にいくのがお勧め。

 
 

店内は以外に広く、前20人超並んでいる状態から一回転目で座れた。

マルガリータと、オリーブの入ったピザを注文。

 
 
 

まずとにかくでかい!一つ6~8ユーロくらいだが成人男性でも一つ食べきるのは結構きついレベル。

 

味はとにかくジューシー。生地が薄い分、チーズとトマトの旨味を存分に味わえる。気を付けないとオリーブオイルとチーズの油がぼたぼたとこぼれる。脂っこいと言えなくもないが、チーズ好きにはたまらない。

 

この大きさ、味でこの値段は感動もの。自分はピザよりも圧倒的にパスタ派で、これまでのイタリア旅行でピザを頼んだのはこの一度きりだが、本当に来てよかった。

 

ちなみに店員さんの感じはよくない。これだけの人気店だからまあ仕方ないし、そこに期待するお店でもないのでOK。

 

La Scialuppa

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d1091220-Reviews-La_Scialuppa-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

食べ物:★★★☆☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★☆☆

 

パスタがうまいと友人に聞きやってきたお店。TripAdvisorのレビューは微妙だが、写真をみて美味しそうだったのでトライしてみた。

卵城の敷地内にあり、海と山が望める絶好のロケーション。ちょっと前菜が残念な感じだったが、パスタは抜群に美味しく、ロケーション込みで総じて満足できるお店だった。

 
 
 
 

前菜は柔らかく煮込んだタコとカルパッチョ

どちらも美味しいのだが、値段を考えると微妙。正確には覚えていないが、「え、この量でこの値段なの?」と思った記憶がある。どちらも10ユーロを軽く超えていた気がする。

 
 
 
 
 
 
 

パスタはシーフードパスタをチョイス。これは当たりだった。

 
 
 
 

具だくさん。全く奇をてらわない、シーフードと白ワインだけのベーシックなパスタだが、それゆえに美味しい。シーフードの旨味を堪能。やっぱり内陸の都市より、海岸都市でシーフードだと確信した瞬間だった。

 

Ristorante Osteria Il Garum

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d1845616-Reviews-Ristorante_Osteria_Il_Garum-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

食べ物:★★★★☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★☆

 

後述のAzzuraでテーブルにつくことが叶わず、その近くでリカバリーすべく入ったお店。

12時過ぎにつくとまたテーブルの準備をしていたが、ちょっと早いけどいいよとのことでいれてもらった。TripAdvisorに掲載されていたランチ開始時間は12時だったが、12時半くらいに始動する模様。

 

Azzuraでフリットを食べていたので、今回はパスタのみオーダー。

 

お店お勧めのブラックオリーブのパスタは、ブラックオリーブペーストがふんだんに使われいて、ブラックオリーブ好きには歓喜の一品だろうと思う。残念ながらブラックオリーブ嫌いの自分はほぼ食べられず、オリーブ好きの奥さんですらかなりきつそうな感じだったので、本当にブラックオリーブが大好きな人以外にはお勧めできない。麺はもちもちで最高。ほかのソースにすればよかったと夫婦でめちゃくちゃ後悔した。

 
 
 
 
 

もう一つはトマトとなすのフジッリ。これは絶品。トマトは超甘く、ナスもしっかり油を吸っていて食欲を刺激する。麺もモチモチ。

 
 
 

ブラックオリーブパスタを無理して食べることになってしまったが、麺のモチモチ感や、ソースの絡め方から判断するに、このお店のパスタのレベルはかなり高い。次回ナポリを訪れたときは是非再訪して、ほかのメニューも試したい!

 
 

Ristorante 'A Mar

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d16672891-Reviews-Ristorante_A_Mar-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

食べ物:★★☆☆☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★☆☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★☆☆☆

 

Scialuppaで食べたあと、しばらく散歩してお腹を休め、二件目に入ったお店。

場所はScialuppaのお隣。

 

オーダーはブルスケッタと、Scialuppaの感動よもう一度ということで、またもシーフードパスタ。

 

ブルスケッタはいたって普通。

 
 
 
 

パスタはScialuppaのシーフードよりも具がやや小ぶり(パスタの麺の量は多い)。かつ味は濃いめで、全体的にはScialuppaに軍配。

 
 
 
 

ここまではまあ満足であったが、問題はお会計。

カード支払いを頼むと、執拗に現金はないかと聞いてくる。挙句にはチップをよこせといっておつりを返さない。3ユーロ程だったのでまあ別にいいかと思って折れたが、後から考えると結構腹立たしい。これまでイタリアで何十件とレストランにはいって、チップをせびってきたのはここだけ。

 

昔日本人の彼女がいたとかいってフレンドリーに接してくる中年の店員がいたら要注意!

 

 

Pescheria Azzurra

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d9735536-Reviews-Pescheria_Azzurra-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

魚屋に併設されたレストランということで行ってみた。スカッパナポリの中心地から結構歩く。人気店ということだったので頑張って開店前に到着。

 

レストランコーナーは空いているようであったが、お店の人に話しかけてもガン無視。恐らくは観光客が嫌いなお店。やっと捕まえて聞くとパスタはないという。

仕方がないので露店売りしていたフリットだけ買って食す。

 

揚げたて5ユーロでサーモン、アンチョビ、イカ、エビなど色々な具材が入っていて満足!

 

わざわざ駆け足で来たのにけんもほろろの対応で悲しかったが、美味しいフリットにありつけたのでまあよしとしよう・・・。行くときはランチやディナーとしてでなく、スナック感覚で訪れるのがお勧め。またTripAdvisorでは会計が不明瞭、もしくは間違っているというレビューが多数あるので、テーブルを取るときは注意。

 
 
 

 

行きたかったけど行けなかったレストラン

 

Trattoria Le Nonnerie

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d5948887-Reviews-Trattoria_Le_Nonnerie-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

写真を見る限り「絶対うまいはず」という自信があったが、友人のお勧めを優先したため行けなかったお店。どうもパスタを手作りしていてさらにその販売もしているらしい。

ナポリ滞在中どうしても生パスタが食べたくなり、ググったり友人に聞いたりしたのだがどうしても見つからなかった(友人曰くそもそも生パスタはナポリの食い物ではない)。恐らくここがナポリで唯一生パスタにありつけるお店なのではないか。ぜひ、どなたか行った方のお話をお聞きしたい!

ローマのおすすめレストラン

古都ローマのレストランは全体としてかなり残念であった。

「ローマは食事が美味しくない」とは良く聞く話であったが、本当にその通りであった。もちろん、たかだか7,8件訪問しただけで全体のレベルを語ることは難しいが、TripAdvisorを十分に吟味したうえで行ったレストランもダメダメだったりして、非常に残念だった(その代わり安い)。

 

とにかくパスタが美味しくない。ソースも人口的な味だし、何よりアルデンテでないぐちゃぐちゃのパスタを出す店が多かったのが残念。観光客目当てでもここまで美味しくないとは、、、とショックを受けた。

 

その中で唯一、美味しくて感動したレストランが下記。

 

La Fiaschetta Rome

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187791-d2436481-Reviews-La_Fiaschetta-Rome_Lazio.html

 

食べ物:★★★★★

雰囲気: ★★★★★

サービス: ★★★★☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★★

 

ナヴォーナ広場からほど近いロケーションにたたずむ小さなレストラン。

内装はかなりおしゃれ。我々が行ったときはイタリア人ばかりであった。席数は少なめなので予約必須。

 

前菜はブルスケッタ、トリッパ、ミートボール、締めにローマ名物カルボナーラ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

特に美味しかったがトリッパとミートボール。どちらのトマトソースも、これまでイタリアで食べたどのトマトソースよりも美味しい。トマトの甘みとニンニクの香りが絶妙にミックスされている。ほかのレストランでは、トマトがすっぱすぎたり、ニンニクの味があまり出ていないと感じることがよくあったが、ここのトマトソースは本当に絶品。

 

また、ミートボールは肉の密度がものすごく密度が高い。ずっしりと肉が詰まっているているイメージ。肉を団子状にするときにギューッとかためている感じがした。ガツンとくるうまさ!

 

カルボナーラはクリームを使った(ローマの他のレストランに比べれば)やや重めのテイスト。麺もアルデンテで美味しい。

 

前菜は8~10ユーロ、パスタも10ユーロそこそこだった気がする。イタリア各地を巡った中でもトップ3に入る素晴らしいお店でした。

 

Trattoria Massa

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187791-d2661865-Reviews-Trattoria_Massa-Rome_Lazio.html

 

食べ物:★★★☆☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★☆☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★☆☆

 

バチカン美術館近くのお店。バチカンから出てきて食べるところを探していたときに見つけたお店。どうやら家族経営っぽい。おかみさんはイタリアのマンマと聞いてイメージするようなお人そのもの。

 

抜群の立地にありながら、ローカルのお客さんも多かった。隣のテーブルは10人くらいのおじさま、おばさまグループで、昔からきているお店の常連らしい。

この人達がとてもやさしく、大きな鍋に入ってやってきたカルボナーラをすげーと思いながら見つめていると、なんと皿に取って分けてくれた。最後のデザートも分けてくれるというやさしさ。陽気なイタリアンファミリーとの交流はいい思い出になった。

 

料理はピザとミートソースパスタを頼んだが、ぶっちゃけ普通。取り分けてもらったカルボナーラは非常に美味しかった。クリームが入っていない本場の味。ミートソースのほうはまず麺がぶよっとしていて微妙。またソースの量も少なかった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

忙しいお店でサービスの質はあんまりよくなかった。TripAdvisorレビュー4.5というのはかなりの過大評価。バチカンを出て食べるものがなければ検討してもよいが、わざわざ食べに行くほどのお店ではないと感じた。