欧州美味いもの巡り

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欧州、主にイタリア、スペインの美味しいレストランの記録。Nikon Z6片手に旅行しています。

アンマン・ペトラ・死海レンタカーの旅② ペトラ遺跡を歩く

クナーファでお腹いっぱいになった後、アンマンを後にし一路ペトラへ。

アンマンからペトラへは約3時間。道中はほぼ一本道だし、Google Mapが正確に動くので全く問題なし。しかしヨルダンの何もない荒野のようなところまでカバーしているGoogle Mapは本当に神。道に迷う心配は全くなかった。

 

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ペトラまでは高速道路をずっと行くのだが、この高速道路が結構でこぼこしていて、スピードを出しすぎるとガタンときて危ない。パンクしないかひやひやものでした。

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何もない荒野をひたすら走り、夕方にペトラ遺跡周辺のホテル街に到着。

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今回泊まったのは、ペトラ遺跡入り口から徒歩2分ほどのPetra Moon Hotel

https://www.booking.com/hotel/jo/petra-moon.ja.html

ここはとにかく遺跡からアクセスがよく、部屋も広くて綺麗、店員さんも親切でとても満足でした。

なお周辺には様々なホテルがありますが、とおにかくペトラ遺跡まで徒歩圏内のホテルがお勧めです。なぜなら朝早くに観光できるから(開門は6時)。観光客が少なく、暑くなりすぎない早朝に観光を始めるのが正攻法です。

 

Petra Moon Hotelに到着後は屋上にてディナー。タブーレ(パセリサラダ)やフムス(ひよこ豆のペースト)などのスモールプレートと、ケバブなどを食す。どれも出来立てでとても美味しかった(量も半端ない)。店員さんも親切。

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屋上からはペトラ遺跡入り口が望める。

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翌朝、6時に起きて朝食を済ませ、いよいよペトラ遺跡へ!

 

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遺跡入り口

まずはこのビジターセンターでチケットを買い中へ。チケットは1dayで50JD(約7,600円)。強気な価格設定だが今振り返ると価格に見合う価値あり!

さて、ペトラといえばAl Khazneh(エル・カズネ)。ペトラの写真で一番よく使われる、巨大な宝物殿。とにかくこれを見なくちゃ始まらねーということで出発。

Al Khaznehまでは、チケットセンターから徒歩で2,30分くらい。途中色々とみるスポットがあるので、歩いていくのも全然苦ではない。それでも歩くのが面倒であれば馬車でいくことも可能。

 

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途中遺跡もありテンションがあがる

 しばらく歩くと、巨大な岩の通路が出現。切り立った岩々は、言葉を失うほど雄大で、Al Khaznehにつく前から感動しっぱなし。ぶっちゃけ、個人的にはEl Khaznehよりこの巨大な岩の通路のほうが見ごたえがあった。

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岩の通路を抜けると、いよいよAl Khaznehとご対面。早朝で人も少なく、写真も撮り放題。こんな素晴らしい建物がいまから2000年以上前に建てられたと思うと胸が熱くなります。

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写真を撮っていると、客引きの男たちが「上から写真を撮らないか?XXドルでつれてってあげるよ」といって話しかけてくる。事前に調べたところハイキングコースを自力で登れば崖の上にたどり着けるらしい。客引きの男たちに自力でいけるんじゃないの?と聞いたところ、自力でいこうとすると結構歩かねばならず、男たちにお金を払えばショートカットで別の崖上スポットに案内してくれるらしい。今回はケチって自力でいくことに。

一時間以上歩いてようやく辿り着いた景色がこちら。なかなかの絶景でした。

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このスポットは、エルカズネから15分ほど歩いたシアターを通り過ぎた後、Al-Khubtha Trailを上がっていくと着きます。途中に王家の墓があります。

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崖の上の撮影スポットまでの行き方

 途中、このような看板が立っているのでわかりやすいです。

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看板に従い、Al-Khubtha Trailを歩く

このトレイルはそれなりに高低差があり、普段運動していない身としては非常に辛かった・・・早朝であまり暑くなかったからよかったものの、夏場の日中とかだと絶対に無理だっただろうと思います。

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途中ロバがいました

上まで登りきると、いったん開けたところに出ます。

Panoramatic View of Treasuryはまっすぐいけとあるのですが、結構わかりにくくあっちこっち歩いた結果ようやく見つけました。

案内板に向かって左の坂を下りていくと、サインがありました。

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道が見つかって一安心。我々と同じくらいのタイミングできた欧米人カップルは、しばらくうろうろしたあと諦めて下山していました。ここまで頑張って登ったら、諦めないでサインを探してみてください。

その後も地味なサインを見つけつつ歩くこと15分・・・ようやく辿り着きました。

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写真を取り損ねましたが、崖っぷちスポットはベドウィンの小屋になっていて、入るのに一人1JDだか2JDだかの飲み物の購入を強制されます。一人200円くらいの話なのだが、お金を取られるのが嫌で引き返している欧米人カップルがいてびっくり。せっかくここまで歩いてきたのにそんな金額で引き返すとは・・・

小屋には何匹か飼い猫がいた。気持ちよさそう。

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ちなみに小屋の外にも同じような崖っぷちがあるのだが、そこはベドウィンが抜け目なく有刺鉄線を張り巡らし、進入できないようになっていた。なかなかけち臭い。

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入れないようにブロックされている

有刺鉄線から下のほうを見てみると、なんとさきほど引き返したはずのカップルが!有刺鉄線をくぐりぬけたのでしょう。さすがです。

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帰り道はずっと子犬がついてきて可愛かった。

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崖っぷちまでのハイクでへとへとになり、また時間も迫っていたのでここでホテルに戻ることに。El Khaznehからは時間節約のため馬車を利用。確か20JDだった。値段交渉をするも、政府の規制で20JDに決まっていると言い張り値下げ交渉失敗。なお、50JD渡したらおつりを10JDごまかそうとしたので注意。ジョッキーへのチップだとかなんとか言ってくるが10JDも渡す必要は全くないのできっちり取り返しましょう。

正味半日にしかいませんでしたが、十分に堪能しました。もう少し時間があれば奥のほうの遺跡まで回れたのだが残念。もう一日必要かと聞かれれば、まあ同じような風景が続くと考えると、一日で十分かも。