欧州美味いもの巡り

欧州美味いもの巡り

欧州、主にイタリア、スペインの美味しいレストランの記録。Nikon Z6片手に旅行しています。

ザキントス島② がっかり→リベンジで最高の景色

ザキントス旅行の目玉は、紅の豚の舞台として有名なNavaio Beach、別名Shipwreck beachです。

宿泊先のArragasiからは意外と距離があります。レンタカーを借り、google mapを頼りに向かいました。だいたい車で40分くらいでした。

ちなみに観光客に人気の乗り物は四輪バギーやバイクですが、車以外でArragasiからNavaioまで移動するのはおすすめできません。日差しが強い上、悪路なので、四輪バギーやバイクだと相当体力を消耗します。また雨が降ると辛いです。

また、後述しますが岩肌がむき出しの崖を歩くことになるので、ビーチサンダルはNGです。岩で怪我しますし、足を滑らせて崖かが落ちれば100%死にます。絶対に運動靴を履いて行きましょう。

 

この日の天候は曇り。今にも雨が降りそうで心配です。到着すると、大きな駐車場があります。すぐいっぱいになるとみんな駐車場外に路駐しています。

 

海岸に近づくと展望台のようなものがありました。

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少し海岸からせり出してしたが見えるようになっているのですが、ここからでは船が半分くらいしか見えません。あれ、よく見る写真の景色と違うなーと思いあたりを見渡すと、崖のさきのほうに人影が見えます。みんな安全柵を乗り越えて崖まで移動しています。

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柵を乗り越えると崖の先に移動できる。めちゃくちゃ危険なので自己責任で・・・ 

地面は石や岩が多く歩くのに一苦労です。しばらく行くと、お目当ての景色が見えました!しかし・・・

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なんか色がおかしい。なんか不自然な感じのブルーで、海に大量の牛乳を混ぜたような色になっています。おまけに空はどんよりしていて映えないし、しかも寒い。うーん・・・

そうこうしているうちに雨が降り出してきたので、早々に退散しました。

 

イメージしていたのと違ってちょっとがっかり。しかしこのまま帰るのも癪だな、ということで、最終日にもう一度行ってきました。その日は晴天で、きっと違う景色がみられるに違いないと思っていました。

 

結果的にはもう一度行って大正解。前回とは打って変わって、海の色は濃い青。ビーチにもたくさんの観光客がいます。本当に美しい。ちなみにビーチに上陸できるのはツアー船のみ。この日はとにかく暑くて、この素晴らしい海に飛び込みたいという衝動に何度も駆られました。天気の良い日であれば、実際にビーチに上陸するのもおすすめです。

 

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この日もたくさんの人が崖から身を乗り出して写真を撮っています。岩石だらけで安定しないので、身を乗り出しすぎるとかなり危険です。

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奥まで進むとこんな碑が・・・RIP。絶景インスタ映えスポットですが、本当に気を付けましょう。

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リベンジしてよかった・・・。白く濁ったShipwreckビーチというレアな写真も取れて、それはそれでよかったということで。

ザキントス島 ①プランニングガイド(おすすめホテル・レストラン)

ヨーロッパにいるうちに、どうしてもギリシャの島に行ってみたい。けど、白亜の家々で有名な有名なサントリーニ島やミコノス島は高くて手がでない。そんな中、パリから直行便があり、比較的旅費も滞在費も安かったのがザキントス島、別名ザンテ島でした。

調べてみるとShipwreck beachという、紅の豚に出てくる有名なビーチがあるとのこと。「世界の絶景」的な記事にも結構な頻度で登場するビーチです。ぜひ見てみたいということで行ってきました。ほぼそのビーチしか見どころはなかったのですが、逆にのんびりと、ゆったりとすごせました。雰囲気としてはなんとなくサムイ島に近いかもしれない。白亜の壁など、いわゆるギリシャの島!というような感じではないですが、綺麗な海と自然に癒される、のんびりとした田舎の島、という感じです。

 

プランニングにあたってはギリシャ人の友人がいろいろ手助けしてくれました。彼の友人の奥さんがザキントス島出身ということで、美味しいレストランなどローカル情報を教えてもらいましたので、合わせて紹介します。このご時世、海外旅行できるのはいつの日か・・・という感じですが、数年後、誰かの参考になるかもと信じて記事を書くことにしました。

 

どこに泊まるか

  • 人気のエリアは二つ。ArgassiエリアかLaganasエリア。どちらもナイトライフが充実しているが、Laganasのほうが若者向けでうるさいそう。迷わずArgassiを選択。
  • 実際、Argassiに宿泊しましたが、レストランが立ち並ぶエリアは比較的にぎやかなものの少し外れるとリゾート街で、非常に落ち着いたステイになりました。
  • 泊まったホテルはAlasという小さなB&B。三部屋くらいしかない小さなホテルですが、部屋は綺麗かつおしゃれ、朝食もよく、満足でした。マネージャーのNikosさんがいろいろお世話してくれて助かりました。おすすめです

    www.booking.com

 

どこで食べるか

友人からのおすすめリストを記載します。正直に言って、島全体として食事の質はそこそこ、という感じです。無難においしいですが、食事のためにもう一回来たい!というレベルではないです。Trip Advisorのレビューはやたら高い店が多いのですが、正直過大評価です。

星は個人的な評価です。

 

 

Utopia (Arggasi):★★★★☆

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海の目の前で、とにかく雰囲気が最高。少しキレイ目の服で出かけると雰囲気がでる。日が沈む前にいくとオレンジの海岸線がとてもきれい。世界中探してもこれほど素晴らしいロケーションのレストランはそうないのではと思う。食べ物もおしゃれな感じのものが多くて、そこそこ美味しい。

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Prosilo (Zakintos Town): ★★★★☆

www.tripadvisor.jp

Argassiから車ですぐのダウンタウンにあるレストラン。洒落た庭で食事ができる。美味しいけど、まあまあのお値段。

 

Botanic Gardern: ★★★★☆

www.tripadvisor.jp

Aragassiから車で20分くらいいったところにあるレストラン。Trip Advisorの評価が非常に高い。新しいお店らしく内装がとてもきれい。料理も美味しく、ザキントス島の中では一番満足度が高かった。

 Peppermint (Arggasi):★★★☆☆

www.tripadvisor.jp

Arggasiの繁華街にある。カジュアルな雰囲気で味はまあまあ。バーストリートにきて選択肢がなかったらありかな、レベル。

 

その他、行きませんでしたが友人にお勧めされたレストランは下記です。

www.tripadvisor.jp

山からの景色がとても良いらしい。食べ物もそこそこ美味しそうです。

 

グラナダの美味しいレストラン

アルハンブラ宮殿で有名なグラナダですが、グルメの面での情報が少なく、発掘に苦労しました。まずはスペイン人の友達経由で、地元民のおすすめのお店を聞きました。そのリストがこちら。

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グラナダ地元民のおすすめレストラン・バルリスト

こちら、一軒一軒ググってみるとわかるのですが、情報がめちゃ少ない!正直、空いているのか空いてないのかもよくわからない。結局このリストのお店にいくことはありませんでした。どなたかチャレンジしていただければ幸いです。

 

Trip AdvisorやGoogleを探してもいまいちピンとくるお店がなかったグラナダですが、なんとか見つけた、おすすめできるお店を一件ご紹介します。

 

【El Pescaito de Carmela】

www.tripadvisor.jp

 

食べ物: ★★★★☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★★☆

総合評価: ★★★★☆

大聖堂にほど近い位置にある比較的大きめでキレイ目なレストラン。

貝やエビなどのシーフードが充実。生で食べている人も結構いた。

 

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一番美味しかったのが、ロブスターのメロッソ(スペイン風おじや)。ぷりぷりのロブスターのだしがたっぷり入っていて、スプーンを口に運ぶ手が止まらない!まさに病みつき!スペインは7都市くらい回ったが、その中でも特に忘れられない一品です。

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お値段も安く、とてもおすすめできるレストランです。

バルセロナの美味しいレストラン

見どころたくさんのバルセロナは、レストランの質も最高です。

下記、おすすめ順にレビューします。

 

【Cruix】

食べ物: ★★★★★

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★★★

総合評価: ★★★★☆

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美味しいパエリアが食べられると評判のお店。もともとパエリアはバレンシアの食べ物だそうだが、バルセロナで食べるパエリアも勿論美味しい。ただし、観光客向けのお店では冷凍ものを出しているところが結構あるそうなので注意は必要。こちらのお店は正真正銘大鍋で調理されたパエリア。エビとイカ墨のパエリアを注文。

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イカ墨はカラマリのフライが乗っている。

 

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どちらも濃厚な味で美味しかった。ちょっと濃い目の味付けだが、ワインやビールと合わせるとこれくらいかな、というレベル。

前菜もハイレベル。特にアンチョビのシェリービネガー漬けは絶品。また、付け合わせのオリーブがややたまり醤油風な味わい。オリーブが大好物の義父が人生で最も美味しいオリーブの一つというほど!

サービスも良く、とても良いお店でした。

 

【Cera 23】

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食べ物: ★★★★☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★☆☆

総合評価: ★★★★☆

 

Trip Advisorの評価が高く楽しみにしていたお店。ちょっと治安の悪い地区にある。

店内は薄暗くて雰囲気はおしゃれ。客層はほぼ観光客。

お料理は結構凝っていて、TatakiとかTempraとかMekabuとか和食のテイストを取り入れている模様。伝統的なスペイン料理というよりはフュージョン料理に近い。バル巡りに飽きたら行ってみるのがいいでしょう。

お味は日本人に合う感じ!ポーションが大きいので、大人数で行くのをお勧めします。お酒も飲んでデザートも食べて合計125ユーロは超お得感あり。

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【Celler Miquel】

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食べ物: ★★★★☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★☆☆

総合評価: ★★★★☆

 

サグラダファミリアから徒歩15分くらいのところ。10席もないような小さいお店。Trip Advisorにも全然情報がなく、びくびくしながら入ったらとても良いお店だった!観光客の姿はなく、まさに地元の隠れ家バー!

美味しいタパスとワインでしっぽりとやりたい方に超絶おすすめです。

 

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お酒の種類が豊富でしかも死ぬほど安い。

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食べ物はトルティーヤ、アンチョビ、オリーブをサクッと食べただけでしたが、どれも絶品。特にトルティーヤは口の中でとろけるおいしさ。

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【Xiringuito Escriba】

食べ物: ★★★★☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★★☆☆

総合評価: ★★★☆☆

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渋谷にも支店があるという有名なお店。日本語のメニューもあり。

北部の海岸沿いに位置しており、バルセロナ中心部からはタクシーかバスで移動。バスを使ったが分かりやすく、治安も問題なし。

とにかくこの海岸エリアが、超きれい。バルセロナの人々の憩いの場であるらしく、ビーチ沿いでは平日にも関わらず多くの人がビーチバレーに興じていた。とにかくみんな楽しそうす。カラッと晴れた夏、涼しくなってきた夕方に、仕事帰りにこんな風に友達とビーチバレーができる生活は本当にうらやましいと感じた。

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平和な海岸線


お目当てのパエリアは魚介のダシがたっぷり。味の濃さが普通のパエリアと全然違う。

前菜もスタンダードな感じで美味しかった。

唯一の難点は混んでいて落ち着かないところ。ファミリーや友人とがやがややるには最高だけれどもデートには向かない感じ。サービスは悪くはないけど最低限。まあ有名店なので仕方なし。

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オープンスペースで調理されるパエリア

 

【Tapeo】

www.tripadvisor.jp

食べ物: ★★★★☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★★☆☆

総合評価: ★★★☆☆

ピカソ美術館近く。有名なEl Xampanyetの真向かい。

観光客向けレストランの割にはスタンダードで美味しいと思った。El Xampanyetより全体的に食べやすい。値段もそこそこ。

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【Gran Viana】

www.tripadvisor.jp

食べ物: ★★★☆☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★★☆

総合評価: ★★★☆☆

 

レストランひしめくにぎやかな通りにあるお店。

観光客向けっぽいけど、料理はとても美味しかった。店員さんも優しい。ただ難点が一つ一つの料理のポーションが大きく、単価が高いこと。二人だと三品くらいでおなか一杯です。4人以上くらい以上でいくのがいいかも。

多くの人が頼んでいたベリーのカクテルはインスタ映え

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【El Xampanyet】

食べ物: ★★★☆☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★★☆☆

総合評価: ★★★☆☆

www.tripadvisor.jp

ピカソ美術館からほど近いところにある有名店。地元民と観光客で混んでいる。皆に愛される陽気なバルという雰囲気。

老舗だけあり、なんというか伝統的な味わいであった。豆類を多用していて、個人的には少し苦手。東京で食べるようなモダンなタパスを想像していくと違うかも。どちらかというと若い人よりかは年配の人にお勧め。

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カラオケの流儀

MBA留学中、世界各国の生徒たちとカラオケに行く機会が多かったです。アジア人は勿論、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、どの地域の人も基本的にはカラオケが大好きです。ただし、欧米社会でのカラオケは日本とは少し違った進化を遂げているように思います。パーティー文化の欧米では、カラオケというと酒飲みながらみんなで大合唱、という感じで、少人数で一人ひとり平等に歌うという日本のカラオケとは少し違いました。誰がマイクを持っているかなんて関係なくみんなで歌って騒ぐという感じです。

 

クラスメートと何度もカラオケにいく中で、私はこれまで経験してきた日本式のカラオケが、いかに日本の国民性というか、精神性を深く反映したつくりになっているかということを深く考えさせられました。

 

日本人式カラオケのルールやマナーを知らない外国人とカラオケに行ったとき、日本人からして特に許せないのは、順番を待たずに曲をばんばん入れていくことです。しかも一人で何曲も入れる。私は入れたから次はあなたね~みたいな気づかいは全くありません。下手したら一人で10曲くらい平気で入れます。

ただし、みんなが知っている曲を入れること、という暗黙のルールはきっちり守っています。10曲入れる人も自分が歌うから入れるというよりは、これもあれもみんな知ってる曲だよねみたいな感じで入れていくのです。

 

なぜそうなるのかというと、デンモクがないからです。よくシンガポールでカラオケに行っていましたが、だいたいどのカラオケでも写真のようなタブレット的な端末がテレビの横に一台備え付けられているだけです。これは取り外せないので、自分で端末のところまでいって入力する必要があります。これが結構面倒くさいのです。しかも曲も探しづらい。

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海外でよくみる固定式デンモク

日本だとリモコンが一台か二台あって、一曲入れたら律儀に時計まわりに回していくでしょう。シンガポールの固定式デンモクではそれができないので、必然、意欲のあるやつが立ち上がって曲をたくさん入れる方式になっていきます。いちいち立ち上がるのも面倒だし、デンモクに群がる入れたがりの人に入っていくのも億劫なので、まあ流れてきた曲を歌えばいいか、となります。

 

ひとしきり盛り上がると、「あ、これ歌いたい」みたいな瞬間が当然来ます。そうすると曲を入れまくっていたやつが気持ちよく歌っている隙にデンモクにいき、自分の曲を入れるわけですが、ここで問題が発生します。待ち曲が多すぎるのです。

 

日本のカラオケ文化になじみのない外国人と10人くらいでカラオケしていたとしましょう。始まって一時間もすると、間違いなく待ち曲が30曲はあるはずです。当然今入れたとしても、時間内にその曲はやってきません。そうするともう割り込みするしかありません。

 

そう、日本のカラオケ文化を知らない人は、ガンガン割り込みをするのです。日本のカラオケで割り込みをするなんて、これほどのタブーはありません。会社の飲み会で割り込みが許されるのは、時間に遅れてやってきた重役だけです。当然、えらい人の曲の前で割り込みすると問題があるので、ザコ社員が入れた曲の前で素早く割り込みをしなくてはいけません。

 

割り込みが多発して、「あ、俺の入れた曲一生まわってこねえ」ということが分かり始めると、皆が割り込みをし始めます(≒順番を勝手に入れ替える)。そうすると別の問題が発生します。そう、開始早々入れて律儀に順番待ちしていた曲が永遠に回ってこなくなるのです。

 

これは結構ストレスフルです。20分前に見たときはあと4番目だったので、次来るだろと期待していると、それまでリストになかった曲がどんどんかかり始め、おかしいなと思ってリストを見ると、入れた曲が17番目くらいに繰り下がっているのです。

 

それでも歌いたい場合は、こちらも負けじと割り込みをするしかないのですが、上述のように割り込みタブーの文化で育った我々日本人にはそれがなかなかできないのです。今割り込みしたら、次こそはと待っていた人が嫌な顔するかもしれないと思ってしまうのです。しかし、そいつも割り込みをしているクズなので、全く気にする必要ないのです。もちろん、割り込みに対して割り込み返しされる可能性もあるので、割り込みするなら今流れている曲が終わるタイミングがベストでしょう。そこまでのテクニックはまだ外国人には知られていません。

 

まさにカオス、まさに戦場です。順番など気にせず、歌いたいものを好きなタイミングで歌うというのが、海外ではふつうなのです。これを経験すると、日本人だけのカラオケがいかに整然としていて、思いやりにあふれていて、効率的に運営されているか、ということに思いをはせざるを得ないのです。背景には、一曲入れたら次はあなたね、と手渡しできるようになっている携帯式「デンモク」の存在が大きいのでしょう。携帯式デンモクの開発者が、このような日式カラオケの流儀を考えて作ったかは定かではありませんが、間違いなく日本人の精神性に深く\根差した発明といえるでしょう

 

また、日本人のカラオケでは、「場の雰囲気」という、日本人以外には極めて理解が難しい要素を考慮に入れて、曲選びをするところがまたすごいのです。日本人はカラオケの二時間をさながら舞台に見立て、起承転結を作るがごとく選曲を行っています。出だしはだいたいみんなが知ってるupbeatの曲、中盤はやや緩い系で、最後はまた盛りあがる曲、みたいなことを誰しも考えながらカラオケをしているでしょう。バラード系は場の雰囲気に応じてのみ可、間奏が長い曲はNGなど、考えることは多岐にわたり、曲選びは一種のスキルといっても全く差し支えないでしょう。

 

これは世界的にて本当に高尚なスキルなので、ぜひ英検のように検定化して、グローバルなスキルとして広めていくべきです。「現在夜10時、取引先との契約締結を祝う会の二次会で、50代部長、40代課長2人、30代課長補佐と20代のあなたでカラオケに来ました。最若手のあなたが一発目に歌う曲としてふさわしい曲を挙げなさい」みたいな検定があったらどうでしょうか?登場人物に取引先の部長を登場させたらさらに難問になりますよ。日本式カラオケを知らない外国人は、皆が知っている曲を入れるという最低限のマナーを守る人は多いですが、時間とともに、または場の雰囲気とともに選曲を変えるという高等スキルを持つ人はほぼいません。

 

ほぼ、と書いたのは、例外がいるからです。フィリピン人です。彼らのカラオケにかける情熱と、社会での根付き方は日本と同等かそれ以上かもしれません。以前、フィリピン人のクラスメートと上述のようなカラオケの流儀に関して語り合ったことがありますが、彼らも場の盛り上がりや雰囲気などを考えて選曲すると言っていました。さすがです。

 

このような日本におけるカラオケの進化は、やはりビジネスにおける重要なコミュニケーションツールとして発展していったことと深くリンクしている気がします。話が逸れますが、以前外資系の証券会社で働いたとき、社内カラオケで外人部長が歌うはずの曲が、操作ミスでイントロ中に中断されてしまうという大事件が起きました。その時の取り巻き社員たち(日本人)の慌てっぷりは半端なかったですね。私ら新入社員に「お前いまなにしたかわかってんのか?」みたいなすごい剣幕で、今すぐ何とかしろと3人くらいに同時に詰め寄られました。絶対その外人部長は気にしていないはずですが、皆それが原因でクビになることを本気で恐れているような狼狽ぶりで、ああ、会社のカラオケは遊びじゃないんだ、そして、上司に認められるためには心まで犬にならなくてはいけないのか、ということを強く学びました(後者はその会社、というか業界が異常なだけだったと後からわかりました)。

 

仕事のしがらみから離れ、利害関係のない友人たちと純粋にカラオケを楽しんだ後だからこそ、日本のカラオケ文化、流儀に思いを馳せざるを得ませんでした。

 

最後に、1985~95年生まれ世代の外国人とカラオケに行ったときに、絶対に盛り上がる鉄板曲を参考までにご紹介します。日本でも有名な曲ばかりです。Despacitoはスペイン語話者、最後のCon Te Paritoはイタリア人の鉄板です。

 

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風の大地パタゴニア レンタカーでピエト・モレノ氷河へ

プエルト・ナターレスで一泊したあとは、一路アルゼンチンのエル・カラファテへ。

7時半のバスに乗り、着いたのが13時半くらいでした。正味6時間の長旅です。途中一時間くらいはチリ・アルゼンチンのイミグレに並んでいました。

エル・カラファテの目的は勿論ピエト・モレノ氷河。エル・カラファテからは車で一時間くらいかかります。バスツアーで行くのが一般的ですが、生憎午後発のツアーが事前に見つからず。翌日に行くのも手でしたが、そのためだけについた日の半日無駄にするのも嫌だったので、事前にレンタカーを手配しました。

とりあえずgoogle mapに表示されたレンタカー屋に片っ端から問い合わせましたが、なかなか空きが見つかりませんでした。マニュアルカーは結構空いてるんですがオートマがなかなか見つからない。しかも、Web予約できる大手はEnterpriseとAvisくらいしかありません(当然予約でいっぱいでした)。ほかは全部メールで、しかも英語の情報がないところが多いのでスペイン語で問い合わせる必要があり面倒くさかったです。Google translateがあるこの時代でよかった。

10件くらい問い合わせてようやくこちらで予約できました。

maps.google.com

www.servicar4x4.com.ar

運よくエル・カラファテのバス停からは徒歩圏内でした。スタッフはフレンドリーで英語ペラペラ。わざわざスペイン語でメールしなくてもよかったです。明日、車を返却したあとは、2000円くらい(うろ覚え)で空港まで送ってくれるそう。非常に助かりました。

いったんホテルに荷物を置き、近くのカフェで腹ごしらえして一路ピエト・モレノ氷河へ!この時点で4時近かったですが、氷河は8時までオープンしているようなので時間的には余裕でした。

氷河へはずーっと一本道です。とにかく道中の景色がすごい!右手には大きな湖が広がります。道中車を降りて湖を眺めるのも乙です。午後は氷河へ向かう車もほぼなく快適。

写真は帰りの午後7時くらいに撮ったものです。

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1時間強車を走らせ、氷河に到着しました。この時点で結構な雨。いよいよ氷河と対面です。

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氷河の前には橋のような遊歩道みたいになっています。結構近づくことも可能です。

雨はしんどいですが、近くで見るために遊歩道を降りていきます。

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雄大な氷河が見えてきました!

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すごい迫力です。とにかく巨大で、大自然の力をまじまじと感じます。氷河の側面から見える中の青さも本当に美しい。天気がよければ本当に美しい光景だと思います。

時折、氷が割れるパーンというすごい音が聞こえます。運が良いと大きな氷の崩落が見られるそうです。私も遠目には小さいかけらが落ちていく様を見ましたが、それでも水面に落下するときはバシャーンとかなり大きな音を立てていましたので、大きな塊が崩落したらそれはすごい迫力だと思います。

天気が良ければ、ベンチに腰掛けてずっと氷河を眺めていたいと感じました。それくらい、引き付けられるものがあります。

この遊歩道は意外と広く、ぐるっと回ると1キロ弱です。

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我々は寒くて1時間くらいで帰りましたが、天気が良ければぼーっと氷河を眺める時間を含めて3時間くらいあるといいと思います。

また、今回遅い時間だったためほとんど人がいなかったのも良かったです。恐らく午前中と午後早い時間は観光ツアー客でごった返していると思いますので、人がいない夕方遅めの時間にレンタカーでくるのがお勧めです。夏場(1~3月)であれば、遅い時間でもまだまだ明るいです。

大満足で一路エル・カラファテに戻り、夕飯はGoogleで適当に見つけたこちらのレストラン。

goo.gl

 

前菜はゴマ入りのエビフライ、ワカモレもマヨネーズ付き。7本くらい入ってます。

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メインはラムのラグーソースパスタ、妻は豚ロースト(グラタン付き)。

とにかく巨大です。パスタは日本基準で二人分、豚はソフトボールよりでかい!付け合わせのグラタンも、それだけでメインを張れるほどでかいです。

正直この量なら、酒飲みながらなら4人でシェアしても十分です。残念ながらほとんど残してしまいました。このボリュームで値段は一人2000円ちょっと。さすがはアルゼンチンです。

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夕飯後は、夕暮れできれいな北の海岸線を車で少しドライブしました。

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エル・カラファテは景色もよく、平和で、非常にかわいらしい街です。正味24時間しかいませんでしたが、少し余裕をもって街のお土産屋を見たりしながら時間を使ってもよかったかなーと思います。

次の目的地はブエノスアイレスです!


新型パスポートがめちゃくちゃかっこいい件

本日新しいパスポートを受けとってびっくりしました。

なんと全頁に渡って、富岳三十六景が描かれているではありませんか!

調べたら2月4日以降のパスポートはこの新デザインになるとのこと。たまたま受付開始日直後に申請し、取ることができました。

 

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絵も素敵ですが、全体的に紫の色合いで高級感がある点が良いです。入国審査官も思わず見入ってしまうかも知れません。

下記によると、結構オシャレなパスポートを発行している国がある模様。

新しい日本のパスポートは各国のと比較してもかなりいけてると思います。

staytuned07.com