欧州美味いもの巡り

欧州美味いもの巡り

欧州、主にイタリア、スペインの美味しいレストランの記録。Nikon Z6片手に旅行しています。

パレルモの絶品ジェラート屋さん

美食の街、パレルモの中心部で出会った最高のジェラート屋さんを一件、ご紹介したい。

 

Brioscia

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d3891561-Reviews-Brioscia-Palermo_Province_of_Palermo_Sicily.html

 

昼夜問わず大人気のお店。Briosciaの名前の通り、アイスクリームをブリオッシュ(パン)にはさんでサンドイッチのようにして食べるスタイルが人気。勿論普通のコーンやカップで食べることも可能。

お勧めは断然ブリオッシュ!超巨大な見た目に驚くが、以外とペロッといけてしまう。ふわふわのブリオッシュと甘さ控えめのジェラートの相性は抜群。見た目以上に美味しい。ちなみにジェラートはフルーツ系がお勧め。素材の味を残したナチュラルなテイストで非常に美味しかった。是非いつか、日本支店ができることを期待したい。

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夜でもこの混雑っぷり

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店内もこの混雑。レジとアイスの注文コーナーが分かれているため効率的

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種類豊富。お勧めはフルーツ系

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巨大ジェラート

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チョココーティングをリクエスト可。中までチョコたっぷり

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これで2.5ユーロは犯罪的

 

 

 

 

サン・セバスチャンのおすすめレストラン

美食の街といえばスペインはサン・セバスチャン。気合を入れて7月の終わりに3日間滞在し、昼夜問わずバル巡りを満喫してきた。

色とりどりのピンチョスを並べるバルを覗きながら食べ歩くのは楽しかった。が、思っていたよりも観光地化が激しくて、お店は当たり外れがあった印象。

 

  • 総評
  • サンセバスチャン攻略法 
  • 各レストラン評価
    • 大御所 1:Borda Berri
    • 大御所 2:La Cuchara de San Telmo
    • 大御所 3: Grandarias
    • モダン系 1:Casa Urola
    • モダン系 2:Atari
    • モダン系 3:Bar Bergara
    • 一点突破系 1:Txepetxa
    • 一点突破系 2:Bar Nestor
    • 一点突破系 3:La Vina
    • 一見さんホイホイ 1:Munto
    • 一見さんホイホイ 2: Baztán Bar Restaurante

 

総評

個別のレビューに入る前に、全体感から。恐らくサン・セバスチャンのバルは4つに分類できる。①トラディショナル系、②創作系、③一点突破系、④その他特徴のないバル。だいたい人気があって混みあっているのは①

 

いったお店を勝手に分類すると、

①大御所:Borda Berri、La Cuchara de San Telmo、Grandarias

サン・セバスチャンといえば、というくらい有名なお店たち。どれもまあ美味しいのだが、これと言って驚きはなかった。何より混みすぎていて、全然落ち着いて食事できない。注文取ってもらうのも一苦労だし、そのあとちゃんと注文を受け取るのにも気を使わなきゃいけない。皆テーブルが空くのを待っているので、食べ終わったらすぐ退散。全然落ち着かないため、味わって食べるのが難しい。

 

②モダン系:Urola、Atari、Bar Bergara

ちょっと変わり種を提供するお店。モダンスタイルなお味で美味しい。今回11件試した中でもUrolaとAtariが一番良かったと思う。そこまで混んでいないしゆっくり味わうことができる。

 

③一点突破系:Bar Nestor、Txepetxa、La Vina

看板メニューがあり、それを頼めば間違いなし

 

④一見さんホイホイMunto、Baztán Bar Restaurante

ところ狭しとピンチョスが並ぶお店は注意。正直カウンターに並ぶピンチョスは見た目ほど美味しくない。作ってから時間がたっていて冷たいし、パンもべちゃべちゃになっている。電子レンジで温めてくれるが、そもそもレンチンした食べ物が美味しいはずがない。

 

滞在中は、できれば①~③からバランスよくお店をチョイスしたい。

今回一番お勧めなのはUrola。ほぼ同列でAtariでした。大御所系は期待ほどではないという印象で、並んだり席取りしたりする手間を考えるとUrola、Atariのほうが断然お勧めです。

 

サンセバスチャン攻略法 

先に述べた通り、人気店は兎に角混んでいるので、美味しいバルに絞って優雅にはしごする、というのは結構難しい(行ったのが真夏のピークシーズンだったのはあるけど)。人気店を狙うなら、まず開店直後に行っていい席を確保。二件目以降も人気店を狙うなら、人込みかけ分けてオーダーを取ってもらう突破力が必要で、結構大変。昼、夜で一件ずつ狙っていく、というのが正しい攻略法な気がする。

ちなみに各店お休みの日がバラバラなので要注意。火曜日でも閉まっているところが多かった。

 

あと自分好みのバルを見つける方法として、トリップアドバイザーのレビュアーをフォローするというやり方がある。我々の場合は、最初に入ったMuntoに微妙な評価をつけていたHiyokokkoさん(大半の日本人が微妙な評価をつけていたが)、Urolaに高評価を与えていたTravelfreakさんをフォローし、このお二方がお勧めしているお店に足を運んでみた。やはり好みの合う方からの情報が一番参考になる。好みの合うレビュアーを見つけるという意味では、一回くらいしょうもないお店に行ってみるのも手かもしれない。

 

各レストラン評価

大御所 1:Borda Berri

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187457-d1519796-Reviews-Borda_Berri_aki_se_guisa-San_Sebastian_Donostia_Province_of_Guipuzcoa_Basque_Coun.html

 

San Sebastianで一番人気のバル。

名物の牛ほほ煮込み、ヤギのチーズのリゾット、マグロのグリル。

牛頬煮込みは柔らかく口の中でホロホロと崩れる。美味しいけど正直牛ほほ肉の美味しさには上限がある。友人から「絶対に試してみろ」と強く勧められたが、正直日本人にはなじみのある味な気がする。リゾットはどうやら米でなくパスタを使ったものらしい。ヤギのチーズ独特のお味だが臭くはない。コクがあって大変美味しい。マグロのグリルは上に乗っている味の濃い野菜(玉ねぎと何か)が微妙。柚子胡椒のような味。

どうしてももう一度食べたいみたいな感動はない。

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大御所 2:La Cuchara de San Telmo

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187457-d877927-Reviews-La_Cuchara_de_San_Telmo-San_Sebastian_Donostia_Province_of_Guipuzcoa_Basque_Countr.html

 

ステーキ、フォアグラ、タコのグリル。

どれも美味しいが極めてstraightforwardなお味。写真以上のサプライズはない。お値段も高め。

 

大御所 3: Grandarias

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187457-d2148045-Reviews-Gandarias_Jatetxea-San_Sebastian_Donostia_Province_of_Guipuzcoa_Basque_Country.html

 

ステーキ、フォアグラ、リゾット、ホタテ、ウニのピンチョス。ウニのピンチョス以外は別途オーダー。

ウニのピンチョスを見かけて大興奮でオーダーしたが、どこにでもある定番のピンチョスだと後から知った。

どれも美味しいけど、正直いって普通。

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パレルモのおすすめレストラン

ベネチア、ローマ、フィレンツェナポリカターニア、ミラノと回った中では、個人的に一番「美味しかった」都市。2019年5月に訪問し、その美食が忘れられず7月に再度同じレストランを訪問するくらい気に入った。街自体はそんなに観光地化していない分、ものんびりしていて過ごしやすい都市と感じた。とにかく美味しいレストランにありつくことだけを目的としている我々にとってはまさしく最高の都市であった。

 

 【Osteria Mercede

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d6739464-Reviews-Osteria_Mercede-Palermo_Province_of_Palermo_Sicily.html

食べ物:★★★★★

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★★☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★★

数十件回ったイタリアのレストランの中で、で最も美味しいと感じたレストラン。一回目の訪問で感動し、2か月後の訪問でもなお感動するお味。

二回ともWalk inでチャレンジも満席、その場で翌日の予約をして再訪問した。人気のお店なので予約は必須。予約担当のおじさんはあんまり愛想がなく、予約以上は英語で会話をしたがらない。ただし、英語でメニューを説明し、オーダーを取ってくれる別のおじさんがいるので安心。

 

一回目の訪問の時は、マグロ・アボカド・マンゴーのタルタル、看板メニューのムール貝トマトスープと、これまた看板メニューのウニのパスタを頂く。ちなみにサービスでお通しのようなものが出てくるのだが、この時はアンチョビのビネガー漬け。これもめちゃうま。デザートはシチリア名物のカノーリ。ナイフとフォークをくれと言ったら、「カノーリは手で食べるもんだと」お叱りを受けた。

 

 
 
 
 
お通し
 
 
 
タルタル。マンゴーがアクセントに
 
 
 
 
ムール貝トマトスープ煮。めちゃ量多い
 
 
 
 
ウニのパスタ(半人前)
 
 
 
伝統のカノーリ。見た目ほど重くないし甘さもちょうどいいくらい。衣はサクサク
 

二回目の訪問では、パスタを一人一品食べるべく、前菜は少なめにしカルパッチョのみ。パスタはウニのパスタ、シーフードパスタ。お通しは魚のつくね。

 

 
 
 
メニューは黒板に書かれている。メニューをプリントしないのは、旬な素材を提供することの証。
 
 
 
二回目訪問時のお通し
 
 
 
 
 
 
ウニのパスタ。変わらないうまさ
 
 
 
 
とにかく美味すぎるシーフードパスタ

シーフードパスタは下記写真の通り超濃厚なソース

 
 
 

濃いめの味付けと、何よりパスタのアルデンテ具合が抜群。とにかくいうことないくらい最高のパスタ。前菜も全く外れなし。

 

とにかく最高に美味しいレストランです。

 

L'angolo di Mondello - Trattoria da Franco

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g4563454-d14129373-Reviews-L_angolo_di_Mondello_Trattoria_da_Franco-Mondello_Palermo_Province_of_Palermo_S.htmll

食べ物:★★★★☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★★☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★☆

 

パレルモ中心地からは少し離れたモンデッロビーチにあるレストラン。

ポリテアマ劇場からはバスが出ている。タクシーでいくと固定料金で30ユーロ弱とられるので注意。

 

このお店も一回目の訪問で感動し、二度目のパレルモ旅行の時に再訪した。

初めての訪問の時に食べたロブスターパスタはあまりにも美味しく、その後しばらくその美味しさがフラッシュバックして辛かった。その時は間違いなく、人生最高のパスタ、と断言できた。

 

が、二回目の訪問ではちょっとバターの味が強すぎて、「ん?」って感じだった。美味しいのだけど・・・一回目よりも甘く、くどい味付けに代わっていた。若干ムラがあるのかのしれない。

 

前菜は何を食べても美味しい。二回の訪問でトライしたのは、シーフードサラダ、ウニのトースト、ムール貝のスープ。唯一ムール貝だけはスープが足りなくてちょっと物足りなかった。

 

妻のお気に入りはエビ、クラム、パン粉のBusiate (ブジアーテ)。シチリア名物の細長いマカロニみたいなパスタで、モチモチの食感がクセになる。

 
 
 
トーストのウニ乗せ。18ユーロはやや高い
 
 
 
 
シーフードサラダ
 
 
 
 
名物のロブスターフェトチーネ
 
 
 
モチモチのBusiate
 
 
 
  
 
 

食事のあとはモンデッロビーチの海岸をのんびり歩くと気持ちがいい。夜でも地元民や旅行客で賑わっていて楽しい。のんびりできる素敵なビーチリゾートです。

Trattoria da Peppe e Franco

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d13970521-Reviews-Trattoria_da_Peppe_e_Franco-Palermo_Province_of_Palermo_Sicily.html

 

食べ物:★★★★☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★☆

 

マッシモ劇場の裏に広がるレストランストリートに位置するお店。このあたりは道端にたくさんのレストランがテーブルを構えていて、レストラン探しが楽しい。

 

ここのお店の特徴はボリューム!パスタを二杯頼んだが、どう見ても一皿二人前。めちゃくちゃ美味しいのだが残念ながら食べきれなかった。

店員さんは親切で楽しいのだが、陽気すぎてすぐ通行人に話しかけたり客と話し込んだりしてなかなか捕まらないのが難。とはいえそういう雰囲気もとても楽しいので不満はなかった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Stuzzicherie di mare

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d5862392-Reviews-Stuzzicherie_di_mare-Palermo_Province_of_Palermo_Sicily.html

 

食べ物:★★★☆☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★☆☆

 

とにかくトリップアドバイザーの写真やレビューがやたら美味しそうで行ってみることにした。ただ観光客に冷たいというレビューが多くあり、若干行くのをためらったが、物は試しと行ってみた。結果としては、サービスは悪くない、が、味もそれほどでもない、という期待と真逆の結果であった。

 
 
 
 
シーフードフェットチーネ
 
 
 
ボンゴレビアンコ

全体的にはしょっぱかった記憶がある(特にボンゴレ)。割と中心地から離れていることもあり、わざわざ行くほどではないかなという印象。

 

I Sapori del Mare

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187890-d1931228-Reviews-I_Sapori_del_Mare-Palermo_Province_of_Palermo_Sicily.html

 

食べ物:★★☆☆☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★☆☆☆

 

こちらもTripAdvisorでは(日本人も含め)大変高評価で、期待していたお店だったが、結果的にはちょっと残念だった。

 

とにかく麺が太い!太いが故に、麺がスープを大変よく吸っている感じがして、せっかくの魚介のエキスが堪能できない。太麺好きにはお勧めしたいが、美食の街パレルモ内での評価は低め。

 
 
 
ボンゴレ。麺が太い
 
 
 
シーフードパスタ。麺が太い
 

 

ナポリのおすすめレストラン

「美食の街」というフレーズに惹かれ、本当に食のためだけにパリから土曜の朝着、日曜の夜発という弾丸旅行に行ってきた。

 

事前にナポリ出身のクラスメートに美味しいお店を教えてもらい準備もばっちり。評判にたがわぬ美味しいイタリアンを堪能できた。

 

食う以外はほぼ何もしていないが、あまり観光するという雰囲気の街ではない。あまり考えずに中央駅の近くに泊まってしまったのだが、怪しい雰囲気がぷんぷん。イタリア人でもナポリに泊まるのは嫌がるほどの治安の悪さらしい。後から色んなブログを見ると、この中央駅付近は絶対に避けなければいけないエリアの模様。

 

一方で、スカッパナポリなどの観光地がそんなに危ない雰囲気かというと、そうでもない。観光客も多く、活気があって面白い。治安が悪いという理由でナポリに行かないのももったいない!

 

Sorbillo

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d1034513-Reviews-Sorbillo-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

食べ物:★★★★★

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★☆☆☆

価格帯:低

総合評価: ★★★★☆

 

件の友人からBest pizza in the worldと言われてきたお店。事前に調べたところ超人気店で人だかりということだったので、開店30分前に行ったところ既に行列。

 
 
 

ただし、開店前だとなんとなく秩序がある並び方をしていて、最後尾がどこかもわかる。

 

これが開店後だとこんな感じになっている。こうなるとどこが最後尾かもわからず、気の弱い日本人はもうどうしようもない・・・。絶対開店前にいくのがお勧め。

 
 

店内は以外に広く、前20人超並んでいる状態から一回転目で座れた。

マルガリータと、オリーブの入ったピザを注文。

 
 
 

まずとにかくでかい!一つ6~8ユーロくらいだが成人男性でも一つ食べきるのは結構きついレベル。

 

味はとにかくジューシー。生地が薄い分、チーズとトマトの旨味を存分に味わえる。気を付けないとオリーブオイルとチーズの油がぼたぼたとこぼれる。脂っこいと言えなくもないが、チーズ好きにはたまらない。

 

この大きさ、味でこの値段は感動もの。自分はピザよりも圧倒的にパスタ派で、これまでのイタリア旅行でピザを頼んだのはこの一度きりだが、本当に来てよかった。

 

ちなみに店員さんの感じはよくない。これだけの人気店だからまあ仕方ないし、そこに期待するお店でもないのでOK。

 

La Scialuppa

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d1091220-Reviews-La_Scialuppa-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

食べ物:★★★☆☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★☆☆

 

パスタがうまいと友人に聞きやってきたお店。TripAdvisorのレビューは微妙だが、写真をみて美味しそうだったのでトライしてみた。

卵城の敷地内にあり、海と山が望める絶好のロケーション。ちょっと前菜が残念な感じだったが、パスタは抜群に美味しく、ロケーション込みで総じて満足できるお店だった。

 
 
 
 

前菜は柔らかく煮込んだタコとカルパッチョ

どちらも美味しいのだが、値段を考えると微妙。正確には覚えていないが、「え、この量でこの値段なの?」と思った記憶がある。どちらも10ユーロを軽く超えていた気がする。

 
 
 
 
 
 
 

パスタはシーフードパスタをチョイス。これは当たりだった。

 
 
 
 

具だくさん。全く奇をてらわない、シーフードと白ワインだけのベーシックなパスタだが、それゆえに美味しい。シーフードの旨味を堪能。やっぱり内陸の都市より、海岸都市でシーフードだと確信した瞬間だった。

 

Ristorante Osteria Il Garum

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d1845616-Reviews-Ristorante_Osteria_Il_Garum-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

食べ物:★★★★☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★☆

 

後述のAzzuraでテーブルにつくことが叶わず、その近くでリカバリーすべく入ったお店。

12時過ぎにつくとまたテーブルの準備をしていたが、ちょっと早いけどいいよとのことでいれてもらった。TripAdvisorに掲載されていたランチ開始時間は12時だったが、12時半くらいに始動する模様。

 

Azzuraでフリットを食べていたので、今回はパスタのみオーダー。

 

お店お勧めのブラックオリーブのパスタは、ブラックオリーブペーストがふんだんに使われいて、ブラックオリーブ好きには歓喜の一品だろうと思う。残念ながらブラックオリーブ嫌いの自分はほぼ食べられず、オリーブ好きの奥さんですらかなりきつそうな感じだったので、本当にブラックオリーブが大好きな人以外にはお勧めできない。麺はもちもちで最高。ほかのソースにすればよかったと夫婦でめちゃくちゃ後悔した。

 
 
 
 
 

もう一つはトマトとなすのフジッリ。これは絶品。トマトは超甘く、ナスもしっかり油を吸っていて食欲を刺激する。麺もモチモチ。

 
 
 

ブラックオリーブパスタを無理して食べることになってしまったが、麺のモチモチ感や、ソースの絡め方から判断するに、このお店のパスタのレベルはかなり高い。次回ナポリを訪れたときは是非再訪して、ほかのメニューも試したい!

 
 

Ristorante 'A Mar

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d16672891-Reviews-Ristorante_A_Mar-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

食べ物:★★☆☆☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★☆☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★☆☆☆

 

Scialuppaで食べたあと、しばらく散歩してお腹を休め、二件目に入ったお店。

場所はScialuppaのお隣。

 

オーダーはブルスケッタと、Scialuppaの感動よもう一度ということで、またもシーフードパスタ。

 

ブルスケッタはいたって普通。

 
 
 
 

パスタはScialuppaのシーフードよりも具がやや小ぶり(パスタの麺の量は多い)。かつ味は濃いめで、全体的にはScialuppaに軍配。

 
 
 
 

ここまではまあ満足であったが、問題はお会計。

カード支払いを頼むと、執拗に現金はないかと聞いてくる。挙句にはチップをよこせといっておつりを返さない。3ユーロ程だったのでまあ別にいいかと思って折れたが、後から考えると結構腹立たしい。これまでイタリアで何十件とレストランにはいって、チップをせびってきたのはここだけ。

 

昔日本人の彼女がいたとかいってフレンドリーに接してくる中年の店員がいたら要注意!

 

 

Pescheria Azzurra

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d9735536-Reviews-Pescheria_Azzurra-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

魚屋に併設されたレストランということで行ってみた。スカッパナポリの中心地から結構歩く。人気店ということだったので頑張って開店前に到着。

 

レストランコーナーは空いているようであったが、お店の人に話しかけてもガン無視。恐らくは観光客が嫌いなお店。やっと捕まえて聞くとパスタはないという。

仕方がないので露店売りしていたフリットだけ買って食す。

 

揚げたて5ユーロでサーモン、アンチョビ、イカ、エビなど色々な具材が入っていて満足!

 

わざわざ駆け足で来たのにけんもほろろの対応で悲しかったが、美味しいフリットにありつけたのでまあよしとしよう・・・。行くときはランチやディナーとしてでなく、スナック感覚で訪れるのがお勧め。またTripAdvisorでは会計が不明瞭、もしくは間違っているというレビューが多数あるので、テーブルを取るときは注意。

 
 
 

 

行きたかったけど行けなかったレストラン

 

Trattoria Le Nonnerie

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187785-d5948887-Reviews-Trattoria_Le_Nonnerie-Naples_Province_of_Naples_Campania.html

 

写真を見る限り「絶対うまいはず」という自信があったが、友人のお勧めを優先したため行けなかったお店。どうもパスタを手作りしていてさらにその販売もしているらしい。

ナポリ滞在中どうしても生パスタが食べたくなり、ググったり友人に聞いたりしたのだがどうしても見つからなかった(友人曰くそもそも生パスタはナポリの食い物ではない)。恐らくここがナポリで唯一生パスタにありつけるお店なのではないか。ぜひ、どなたか行った方のお話をお聞きしたい!

ローマのおすすめレストラン

古都ローマのレストランは全体としてかなり残念であった。

「ローマは食事が美味しくない」とは良く聞く話であったが、本当にその通りであった。もちろん、たかだか7,8件訪問しただけで全体のレベルを語ることは難しいが、TripAdvisorを十分に吟味したうえで行ったレストランもダメダメだったりして、非常に残念だった(その代わり安い)。

 

とにかくパスタが美味しくない。ソースも人口的な味だし、何よりアルデンテでないぐちゃぐちゃのパスタを出す店が多かったのが残念。観光客目当てでもここまで美味しくないとは、、、とショックを受けた。

 

その中で唯一、美味しくて感動したレストランが下記。

 

La Fiaschetta Rome

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187791-d2436481-Reviews-La_Fiaschetta-Rome_Lazio.html

 

食べ物:★★★★★

雰囲気: ★★★★★

サービス: ★★★★☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★★

 

ナヴォーナ広場からほど近いロケーションにたたずむ小さなレストラン。

内装はかなりおしゃれ。我々が行ったときはイタリア人ばかりであった。席数は少なめなので予約必須。

 

前菜はブルスケッタ、トリッパ、ミートボール、締めにローマ名物カルボナーラ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

特に美味しかったがトリッパとミートボール。どちらのトマトソースも、これまでイタリアで食べたどのトマトソースよりも美味しい。トマトの甘みとニンニクの香りが絶妙にミックスされている。ほかのレストランでは、トマトがすっぱすぎたり、ニンニクの味があまり出ていないと感じることがよくあったが、ここのトマトソースは本当に絶品。

 

また、ミートボールは肉の密度がものすごく密度が高い。ずっしりと肉が詰まっているているイメージ。肉を団子状にするときにギューッとかためている感じがした。ガツンとくるうまさ!

 

カルボナーラはクリームを使った(ローマの他のレストランに比べれば)やや重めのテイスト。麺もアルデンテで美味しい。

 

前菜は8~10ユーロ、パスタも10ユーロそこそこだった気がする。イタリア各地を巡った中でもトップ3に入る素晴らしいお店でした。

 

Trattoria Massa

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187791-d2661865-Reviews-Trattoria_Massa-Rome_Lazio.html

 

食べ物:★★★☆☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★☆☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★☆☆

 

バチカン美術館近くのお店。バチカンから出てきて食べるところを探していたときに見つけたお店。どうやら家族経営っぽい。おかみさんはイタリアのマンマと聞いてイメージするようなお人そのもの。

 

抜群の立地にありながら、ローカルのお客さんも多かった。隣のテーブルは10人くらいのおじさま、おばさまグループで、昔からきているお店の常連らしい。

この人達がとてもやさしく、大きな鍋に入ってやってきたカルボナーラをすげーと思いながら見つめていると、なんと皿に取って分けてくれた。最後のデザートも分けてくれるというやさしさ。陽気なイタリアンファミリーとの交流はいい思い出になった。

 

料理はピザとミートソースパスタを頼んだが、ぶっちゃけ普通。取り分けてもらったカルボナーラは非常に美味しかった。クリームが入っていない本場の味。ミートソースのほうはまず麺がぶよっとしていて微妙。またソースの量も少なかった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

忙しいお店でサービスの質はあんまりよくなかった。TripAdvisorレビュー4.5というのはかなりの過大評価。バチカンを出て食べるものがなければ検討してもよいが、わざわざ食べに行くほどのお店ではないと感じた。

ベネチアのおすすめレストラン(チケッティ編)

ベネチアでは朝ごはんや午後のおやつの代わりに、チケッティ屋さん(一口サイズのパンの上におかずを乗せたおつまみ)で腹ごしらえすることが多かった。数ユーロでさくっと食べられるのでお勧め。

 

ぶっちゃけ各お店にそれほど味に差はないと感じた。創業何百年の老舗からその辺で適当に入った店まで、まあ見たままのお味、という感じ。有名な老舗は午後閉まるケースがあるようで、お昼前10時くらいを狙っていくのが混雑も避けられてよさそう。

 

どのお店でも惜しいと思うのが、土台のパンがあまり美味しくなかったこと。だいたい作ってからある程度時間がたっており、パンが湿気ている。出来立てのパンの上にのせればさぞ美味しかろうと思うが、そういうものではないらしい。

 

味の濃いチケッティとワインは、お酒好きの人にとっては最高の組み合わせだと思う。ただ中途半端にお腹を満たすよりは、シーフードやパスタをしっかり食べたい自分としては、まあ無理していかなくてもよいかなという感じ。

 

Cantina Do Mori

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187870-d1034566-Reviews-Cantina_Do_Mori-Venice_Veneto.html

 

1467年創業らしい。朝10時くらいに行ったが、地元の人と観光客が一組ずつくらいで、混んではいなかった。

内装はまさしく老舗っぽくオシャレ。注文したものはどれもスタンダードに美味しかった。

 
 
 
 
 
 
 

All Arco

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187870-d1088051-Reviews-All_Arco-Venice_Veneto.html

 

Netflix番組、Somebody Feed Philで紹介されたお店らしい。

朝10時くらいにいくと、地元の人と観光客で結構混んでいる。何とか空いている立ち食いスペースを見つけられた。味は濃いめ。Cantina Do Moriのほうが食べ応えのある具材が多かったと思う。

 
 

El Magazen

https://www.tripadvisor.com/Restaurant_Review-g187870-d13792249-Reviews-El_Magazen-Venice_Veneto.html

 

夕方チケッティだけ食べにふらっと立ち寄った。店内は明るくモダンな感じ。

カウンターには多様なチケッティが並ぶ。店構えと同じく、割とモダン風な、色鮮やかなチケッティが多い。

 
 
 
 

例えば下記左上のチケッティは鶏肉のカレーソース。種類が多い分、上記老舗二店よりも好きだった。

 
 
 
 

PreBateo

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187870-d13966062-Reviews-PreBateo-Venice_Veneto.html

 

Scalinettに行く途中に一杯やろうと思って適当に入ったお店。このお店が以外にも美味しかった。

お店に入るとすぐにバーカウンターがあり、軽くお酒とチケッティを食べられるようになっている。奥には食事用のテーブルもあり。

 
 
 

チケッティはどれも結構ボリューミー。

 
 
 
 

満足して出ていたのだが、あとでトリップアドバイザーのレビューをみてびっくり。総合評価2.0で、ベネチア1,337件中1,219位らしい。レビューには「マグロのパスタは恐ろしいものでしたが、まったく味がありませんでした」、「今までみたことあるズッキーニの最も薄いスライスでした」といった罵詈雑言がならぶ。Googleのちぐはぐな自動翻訳もあいまって「絶対ゴミ58ユーロ」というパワーワードも。

 

恐らくチケッティ以外の皿ものは全然ダメダメなのでしょう。チケッティとワインだけで軽くやる分には全然OKなお店です。

ベネチアのおすすめレストラン

訪れたのは肌寒い3月。これがイタリア初上陸で、本場のパスタにとても感動した3日間であった。ただ、その後4か月でイタリア6都市を訪問し数十件のレストランでパスタを食べた今振り返ると、若干思い出補正というか、初体験補正が入っているかもしれない。

 

よくベネチアは観光都市だからごはんがおいしくないと聞くが、そんなに悪くない。いくつか非常にレストランに巡り合うこともできた。あまりにも美しい街並みと美味しいごはんを満喫し、心から満足いく旅になった。

 

【Trattoria Alla Fontana】

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187870-d1088045-Reviews-Trattoria_Alla_Fontana-Venice_Veneto.html

食べ物:★★★★☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★★☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★☆

 

ローマ広場からほど近い運河沿いにあるレストラン。席数が少ないため予約は必須。

我々は早めのランチに赴き、運河沿いのテラス席でいただいた。

メニューは少なめ。パスタは3種類ほどしかなかった。一説によればメニューの少ない店は、その日、その週の良い食材を元にメニューを考案しているため、美味しい店が多くなるとのこと(要検証)。

どうやら名物のシーフードパスタは常にある模様。我々はシーフードパスタとアーティチョークパスタをチョイス。

シーフードパスタは魚介の旨味にトマトペーストが絡んで絶品。若干辛味があるのがまた癖になる。麺はやや太く縮れているタイプで、素晴らしいアルデンテ具合。

 
 
 
 

アーティチョークパスタはクリームベース。アーティチョークの若干の苦みとナッツの香ばしさが絶妙なマッチ。麺はタリアッテレ。クリームパスタ特有の若干のくどさがあったものの、総合的には超美味。

 
 
 
 

極めつけはデザートのティラミス。美味しくないティラミスはどうしてもクリームがメインになりがちだが、ここのティラミスはスポンジの食感がまずズシンとくる。このスポンジには薄く、ちょっと焦がした感じのキャラメルのコーティングがしてあり、スポンジだけ食べていても美味しい。上のクリームは黄色の、恐らく卵をベースにしたクリームで、ホイップクリームのような脂っこさとべちゃっとした感じがなく、クリームそのものの味を堪能できるような重さのあるもの。スポンジもクリームも味がしっかりしているものの、全体的には甘さが抑えられており、食べていて気持ち悪くなる感じが全然なかった。

オーナーらしきおじさんに、「こんなティラミスは食べたことない!」と絶賛していると、良ければもう一皿サービスでやるよと気前の良いひとこと・・・さすがにもう一皿は無理だったので断ったが、後日どうしてももう一度食べたくなり、最終日にこのティラミスだけ食べに再訪した。

 
 
 
 

もう一つ、ここは非常にサービスが良かった。オーナーらしきおじさんはフレンドリーだし、若いスタッフもてきぱきと仕事をしていて、非常に好印象だった。ベネチアは観光客でごった返している分、人気店は態度が悪くなりがち(行ってないけど、有名なトラットリアポンティーニに電話したときなんか怒鳴られてしまい衝撃だった)。ここはテーブル数が少なく、自分たちがしっかりサービスできる人数しか受け入れないという意思が感じられる。

難点を言えばやや高かったこと。シーフードパスタは20ユーロくらいだった記憶あり。ベネチアは観光地なので、パスタ一皿15ユーロくらいは普通だが、そっから若干プレミアムが乗っている感じ。ただ、食べ物のクオリティを考えれば全然許せるレベル。

 
 

【Taverna Scalinetto】

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187870-d1320374-Reviews-Taverna_Scalinetto-Venice_Veneto.html

食べ物:★★★★☆

雰囲気: ★★★★☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★★☆

 

中心地からはやや離れたところにあるレストラン。地元の人と観光客は半々くらいの印象。

当初は我々のレーダーに入っていなかったが、行きたかったレストランの予約ができていなかったことが分かり、急遽予約したお店。直前だし微妙かもなーと心配していたが、行ってみたらすごく良いお店だった。

お店の内装はなかなか凝っていて素敵。

 
 
 
 
 

オーダーしたのはカラマリのフリット、シーフードパスタ、イカ墨パスタ。

 
 
 
 

カラマリは比較的量多め。二人で食べきるには難しかった。当然揚げたてで美味しい。

シーフードパスタは結構味濃いめ。トマトのベースがしっかりしていて非常に美味しかったが、後日ナポリで食べたシーフードパスタなんかに比べると若干塩気が魚介の旨味を上回るイメージ。

 
 
 
 

イカ墨パスタはイカたっぷり。こちらの味付けはナチュラルで優しい感じ。日本で食べるイカ墨パスタはどうしも味の素っぽいというか、無理やり旨味を足したような味付けが多いが、これは極めて自然な感じ(日本のイカ墨に慣れている自分としてはもう少しパンチが欲しい、、、と思ってしまうのだが)。

 
 
 
 

店員さんのサービスは普通。特段フレンドリーでもなければ感じが悪いわけでもない。必要最低限な感じ。

総合的にはなかなか良いお店だったと思う。次ベネチアきたら再訪したレベル!

 

【Osteria da Alberto】

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187870-d1059055-Reviews-Osteria_da_Alberto-Venice_Veneto.html

食べ物:★★★★☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★★☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★☆☆

 

ランチで訪問。日本の各ブログに掲載されている店。

入り口はバーカウンターがありチケッティが並んでいる。12:00オープンの5分前につくと、「12:00からだけど座ってまってていいよ」と言われ奥に行くと既に日本人女性二人組の先客がいた。その後も日本人カップルが来店し、13:00くらいまでは日本人三組だけというあまりイタリア感がない空間に。ただし、春休み中で日本人観光客が多い時期ではあった。

まずは前菜の盛り合わせを注文。

 
 
 
 
 

タコとエビのグリル、タコと玉ねぎのマリネ、アンチョビ、ポレンタ(トウモロコシのケーキみたいなもの)。全般特に感動はなくまあまあという印象。タコのマリネはセロリの味がきつくてやや苦手だった。

パスタは手長エビのトマトパスタ。

 
 
 
 

写真は半人前。一人前を頼んで二皿に分けてもらった。半人前でもそこそこの量。

味はエビのダシが良く効いていて、甘みがあっておいしい。パスタもアルデンテ。全体的にスタンダードにまとまっていてうまい、という感じ。シンプルにトマトの甘みとエビの香りを楽しめてよかった。

Trip Advisorのレビューには、サービスが悪いとか、東洋人に冷たいといったレビューがあるが、サービスはいたって普通。特段嫌がられることもなかった。日本人もたくさん来ているみたいだし、歓迎してくれているかは別として、むしろ東洋人には慣れているほうなのでは、という印象。

 
 

【Trattoria al Gazzettino】

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187870-d1510422-Reviews-Trattoria_Al_Gazzettino-Venice_Veneto.html

食べ物:★★★☆☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★☆☆☆

価格帯:中

総合評価: ★★★☆☆

ランチで訪問。遅めの時間に行ったが少し待った。待ってる間には、飲み物と小皿のペペロンチーノをくれる。 ここの特徴を一言であげるならせわしない。料理は総合的にみてまあまあ美味しかったが、店員は不愛想であわただしく、ゆっくり落ち着いて食事できる雰囲気でないのが残念。ワイワイガヤガヤやるのがトラットリア、といえばそうかもしれないが、残念ながらフレンドリーさがないため単に雑に扱われている気がするだけ。

このお店は写真は撮り忘れてしまった。確かイワシの前菜をサービスで出してくれた。メインはカニのパスタ(トリップアドバイザーに写真あり。カニの甲羅がついているパスタ)をチョイス。麺はリングイネで食べ応えあり。カニのエキスがたっぷりで美味しかったが、残念なことに結構味の強いパセリがたくさんまぶしてあり、カニの味を邪魔していた。パセリは是非抜いてもらいところであった・・・。

 

Ristorante Regina Sconta

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187870-d16856998-Reviews-Ristorante_Regina_Sconta-Venice_Veneto.html

食べ物:★★★☆☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★★☆☆

価格:中(飲み物込み二人で~60ユーロ程度)

総合評価: ★★★☆☆

 

口述の超がっかりレストランの口直しに立ち寄った店。オーダーストップギリギリだったが、何とか入れてもらえた。

 

牛肉ラグーソースパッパルデッレと、トリュフのタリアッテレを注文。

 
 
 
 

パッパルデッレはほぐした牛肉がふんだんに使われていて、味も濃いめ。

 
 

一方でトリュフのパスタのほうは、さすがにこれだけトリュフがのっかってるだけあって香りがよいものの、卵ベースクリームソースの味付けが非常に薄く、全体的にはいまいち。トリュフの香りを楽しむには良いかもしれないが、これだけの量をトリュフの香りだけで食べきるのは結構難しい。ラグーのほうはわりとしょっぱかっただけに、こちらももう少し濃いめの味付けにしていただきたかった。

 

超狭い裏路地に位置しており、穴場的な雰囲気。店の内装は凝っていて素敵。ほかにいくところがなければ無難なチョイスといえるかも。

 

【番外:Ristorante san Silvestro】

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187870-d15644399-Reviews-or10-Ristorante_San_Silvestro-Venice_Veneto.html

食べ物:★☆☆☆☆

雰囲気: ★★★☆☆

サービス: ★★☆☆☆

価格帯:中

総合評価: ★☆☆☆☆

 

TripAdvisorランキングでベネチア一位の店。期待して行ったのだがあまりにもひどかったため、記録に残したい。

予約時間通りにつくと、まず店員があわただしく動き回っていて、こちらに気を使える余裕が全くない。ようやく席に通してもらっても、とにかく定員が忙しすぎてオーダー取るのにも時間がかかる。この時点で嫌な予感がした。

前菜はカルパッチョの盛り合わせ。

 
 
 
 

生エビ、牡蠣、マグロのぶつ切りのコンビネーション。どれも一切新鮮さに欠けた。マグロもパサパサだし、牡蠣に至っては後日あたってしまった・・・。これでお値段は20ユーロ越えていたと記憶している。全然値段に見合わない。

パスタはペペロンチーノとエビのトマトパスタ。出てきたのがこれ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

まず両方とも塩気が足りない。ペペロンチーノに至っては完全に無味。恐らくオリーブオイルとニンニクにパスタを絡めただけ。塩を一切使っていない。全くの無味で食べられなかった。後から思い返してみれば、確かClamのペペロンチーノをオーダーしたはずであったが、具は一切入っていなかった。

 

エビのパスタも、塩気もなければエビの香りもなし。ちゃんとエビのエキスを取った形跡がなかった。もう麺がアルデンテかとかそういう次元ではなし。

 

恐らく、というか当然ながら、これは本来のこの店の味ではなく何等かのオペレーションのミスでとんでもない料理が提供されてしまった、ということに違いはない。しかし、どんなに忙しくても、どんなにオペレーションがまわってなくても、こんな料理を客に出す店はどうかしているし、サーブするときに見た目からしておかしいなと思わない店員もひどい。

 

フロアでサーブしていたのは、お店を切り盛りするおじさん兄弟と、大学生くらいの若いお兄さん。途中で兄弟のほうに話して取り換えてもらえばよかったのだが、あまりの味に気が動転していたのと、兄弟がドタバタしている状況の中で取り換えてもらうのもストレスだったので、ここは忘れて口直しにもう一軒いくことにし、何も言わず若いお兄さんに下げてもらった。

 

こんな料理を出すことは店側としても本位でなかったと思うし、何とか兄弟のほうを捕まえて文句を言ったほうが我々にとっても、お店にとっても良かったと後悔している。

 

すべては、客を取りすぎてオペレーションがパンクしていることに起因していると思う。もともとはもっと小さなお店だったのだろう。これがTripAdvisorで一位になったことであれよあれよと客が押し寄せ、歯車が狂ってしまった、と想像する。

 

イタリア、スペイン、フランスをはじめ、短期間で星付きを含む多くのレストランを回って思うのが、店員のサービスレベルと味のレベルに比例関係があるということ。店員が、お客さん一人ひとりに目を配り、質の高いサービスで満足してもらおうと努力しているお店は、料理にも気合が入る。

 

そういうようなお店の特徴として、①席数が少ない(~10テーブル以下)、②フロアを仕切るマスター的な店員がいる、ことがあるように思う。そういったお店はお客さんも多く取らないので必然的にレビューの件数も少なくなる(TripAdvisorで数千件のレビューを得ているお店はどんなにレーティングが良くてもいまいちな可能性が高いと思っている。ただしこのSan Silvestroはレビューの数もそんなに多くないので例外的)。東京でいえば、広尾のイタリアン「ブラチェリーアロトンド」、月島駅前のスパニッシュ「ラ ヴィーニャ」なんかがそう。どちらも最高にうまいお店だが、名物店主がお客さんとよくコミュニケーションを取り、気持ちのいいサービスを提供してくれる。どちらも食べログ評価数は10件そこそこしかない。

 

もう一つあるのは、サービスがよくないと総合的に満足しない、ということ。当たり前といえば当たり前だが、どんなに料理が美味しくても、サービスが悪いと総合的な満足感は低くなる。味はいまいちでもサービスが良いお店のほうが最終的には満足度で勝るかもとさえ思う。

 

話が脱線したが、観光客が押し寄せるTripAdvisor上位のお店や何千件もレビューがあるようなお店はそういったきめ細かいサービスを提供するのが難しく、従って味も微妙、総合的な満足度も微妙、という結果に終わる可能性がまま高い気がしている。

ある意味、勉強になったお店だった。